楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドってどうなのよ?
こんにちは!今回は、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)と楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドを徹底的に比較してみたいと思います。
どちらも世界中の株式市場に分散投資することを目的とした投資信託ですが、それぞれに特徴やメリット、デメリットがあります。
どちらが自分に適しているかを判断するために、詳しく見ていきましょう。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
まずは、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)についてです。このファンドは、三菱UFJ国際投信が運用しており、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み)に連動しています。設定日は2018年10月31日で、信託報酬は約0.1144%と非常に低コストです。純資産総額は約1兆7015億円(2023年11月時点)と大きく、運用の安定性が高いことが特徴です。
メリット:
安定性: 純資産総額が大きいため、運用の安定性が高いです。
配当込み: 配当金を再投資することで、複利効果を最大限に活用できます。
低コスト: 信託報酬が低く、長期投資に適しています。
デメリット:
米国株の比率が高い: 米国市場の影響を受けやすいです。※楽天も同様ですが。
楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド
次に、楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドについて見ていきましょう。
このファンドは、楽天投信投資顧問が運用しており、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当なし)に連動しています。設定日は2023年10月27日で、信託報酬は約0.0561%と非常に低コストです。純資産総額は約29億円(2023年11月時点)と、eMAXIS Slim 全世界株式に比べると小さいですが、設定日が新しいため今後の成長が期待されます。
メリット:
非常に低コスト: 信託報酬がさらに低く、コストパフォーマンスが高いです。
楽天ポイント: 楽天証券での購入により楽天ポイントが貯まります。
デメリット:
配当なし: 配当金を再投資しないため、複利効果が得られにくいです。
純資産総額の規模: 設定日が新しいため、純資産総額が小さく、運用の安定性に若干の不安があります。
どちらを選ぶべきか?
これらのファンドを比較すると、eMAXIS Slim 全世界株式は安定性と配当込みの指数連動が魅力であり、長期的な資産形成に適しています。一方、楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドは、非常に低い信託報酬と楽天ポイントの付与が魅力ですが、配当なしの指数連動と純資産総額の小ささがデメリットとなります。
どちらのファンドを選ぶかは、投資家の目的やスタイルによって異なります。例えば、長期的な安定性を重視する投資家にはeMAXIS Slim 全世界株式が適しているかもしれません。一方、コストを最優先する投資家には楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドが適しているでしょう。
まとめ
これらのファンドはどちらも世界中の株式市場に分散投資することができるため、リスク分散の効果が期待できます。特定の国や地域に依存せず、グローバルな経済成長の恩恵を受けることができる点は、どちらのファンドにも共通するメリットです。
また、これらのファンドはどちらも自動積立の設定が可能です。毎月一定額を自動的に投資することで、投資のタイミングを気にすることなく、計画的に資産を増やすことができます。自動積立は、投資の習慣化にもつながり、長期的な資産形成をサポートします。
最後に、これらのファンドを選ぶ際には、自分の投資目的やリスク許容度を考慮することが重要です。例えば、安定した運用を重視する場合はeMAXIS Slim 全世界株式が適しているかもしれませんが、コストを最優先する場合は楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドが適しているでしょう。また、配当金の再投資を重視する場合は、配当込みの指数に連動するeMAXIS Slim 全世界株式が有利です。
いずれにしても、これらのファンドはどちらも長期的な資産形成に適しており、投資家にとって魅力的な選択肢です。自分の投資スタイルや目的に合ったファンドを選び、計画的に資産を増やしていくことが大切です。
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