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大切な人を失いそうな時。
こんばんは。
突然ですが、
目の前で大切な人の命が尽きようとしている時、みなさんなら、どんなお声をかけますか?
いつも母のように私を気遣い声をかけてくれたり、お料理上手な美味しいおかずを仕事で疲れているでしょ、これ食べて。と、持ってきてくれたり、お茶しようとご自宅へ誘ってくれたりしていた近所の年配の方の最期が近づいています。
数年前からご病気で、私にいつも、
体が大事。健康診断、しっかりね。と、
本当の娘のように気に掛けてくれていた方です。
ご自宅で療養されている中、
今日のお昼に救急車で運ばれました。
今回で3度目です。
少しでもいいから顔を見て、声を掛けてやってほしい。と、ご主人に呼ばれて、
私にできることは何なのか、何て声をかけてあげたら良いのかがわからず、こんなときに、なぜ、
言葉がさっと出てこないのか。
救急隊員の方には、泣かないでください。
泣かれると患者さんの不安を煽ります。と言われて、そうは言われても、もう病院に着くまでに容態がどうなるかわからない。と言われたら、泣くしかありませんでした。
ご主人も同じくご年配の方。
泣き続ける私に、みんな通る道。
よく見ておいてね。
自分もそうなった時に上手に動けるからね。と、
気丈に振る舞っておられました。
その目はすでに泣き終えた真っ赤に腫らした目でした。
そんなご主人にも私はかける言葉が見つけられず、自分の不甲斐なさが、いつも以上に顕になりました。
日曜日に買ってきておいたお見舞いに渡す予定だった葛湯が目の前にあって、それがさらに自分を追い詰めます。
なんですぐに渡しに行かなかったんだろう。
いつもその一歩が遅い。後悔しかない。
とにかく、無事に退院して帰ってきてほしい。
お礼もお返しもまだまだできていない。