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「お正月の『のんびり』が生む心理的効果」



今日は少し背伸びをして、沖縄の親戚と和風おせちのホテルランチを楽しんできました。揚げもの中心の沖縄のおせち料理も良いですが、たまにはこんな正月も風情があって良いものです。

あいにくの曇り空でしたが、エントランスを入れば、色とりどりの蘭が咲き乱れ、南国情緒が漂う演出に顔がほっこり。ホテル内のプールでは子供のはしゃぎ声が聞こえ、家族連れも大いに楽しんでいるようでした。


今日の心理学コラムはゆるっと軽めにいきたいと思います。

「のんびり」がもたらす心の再構築


1. 「始まり」の役割
 「始まり」には日々の忙しさの中で生じる「未完了な思考」を整理し、心をリセットする効果があります。日常のタスクから離れることで、脳が再びエネルギーを蓄え、集中力を回復するための時間です。お正月にはふっと一息いれるそんな機会があります。

2.「のんびり」と過ごすことは自分と向き合うこと
 仕事にバイトに受験勉強、現代人は忙しすぎます。スマホばかり見ているのではありません。スマホに見せられているのです。のんびりと過ごすことで自分にとって何が大事で、またそうでないか、考えることができる良い機会です。

3.忙しい日常に戻る前にできること
 休暇中に気づいた「リラックスのヒント」をどこか頭のすみに置いておいてください。それはきっとあなたが日常に戻った時にきっと励みになるはずです。

『のんびり』のススメ

コロナ禍は私たちに試練だけではなく、多くの気づきも与えました。人間は社会的なつながりの中で生きているということです。つながりのためのつながりではなく、自分が誰と一緒にいると安心するか、何に取り組んでいると心が満たされるか、今-ここを楽しむことが「のんびり」の最大の功績ではないでしょうか。

のんびりすることも頑張ることのうち。のんびりの時間があるからこそ、人は頑張れるのです。今年はのんびりすることを頑張りましょう。

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