人数が多いってずるい
僕は先程の昼休み、普段使われていない空き教室で一人の時間を満喫していた。たまに来てくれる女の先輩が来ることを心の何処かで期待しながら、
隣の空き教室では同じ部活の同じ学年の奴らがご飯を食べながらなんだか盛り上がっている。うるせえな黙れ。心のなかでそう願ってイヤホンの音量を少し上げる。あーLINE来ないな、仲いい男のところに行ってるのかなー、同じ部活の男ってやっぱ強いよなぁー、もしくは彼氏のところかな、絶対俺のこと良く思ってないな。あぁLINE来ないな、なんて考えても無駄なことを考えていたら、隣の教室にいた部活の奴らが楽しそうにこっちに入ってきた、入ってから、ちょっとこの教室貸して〜って、
なんだこいつら。
そう思った。こいつらは、部活ではよく話すけど学校ではほぼ話さないのにも関わらず、同じ部活であることと、同学年であること、そして何より俺が一人であっちが複数人いる、それらを総合して俺達私達がこの教室を使うのを当然といった集団エゴを押し付けてきたのである。正直、この記事をここまで読んだ人はお前が悪いと思うかもしれない。まあ確かに俺も人数が多い人が使うべきだとも思う。来る可能性のない人を待ってる人間よりも何倍もこの空き教室を有効活用できるから。けど、けれど、俺等にこの教室を渡すのが当然でしょうといったその態度が気に食わない。
あぁ、学校は嫌いだ。もっと一人になれる場所を作るべきである。
この文章をもし俺と同じ高校一年生のなにか学校に馴染めない感覚を覚えている人が読んでいるなら、以下のことに留意してほしい。
一人になれる場所をたくさん持っておく、これは探せば案外ちょろい
友達も作っておく、これは二人か三人で良い。間違っても友達たくさん作ろうとか思うな。コミュニティなんざ少なければ少ないほどよい。
サボる時はサボれ。心の声を第一にしろ。高校なんざ出席日数さえ考えれば卒業はなんとかなる。その代わり勉強は頑張れ。俺はやってない。
授業は格好のサボり場だと思え。パソコン使える授業はたくさんタブ開いといて先生が来たときだけその授業に関するタブを開けばまずバレない。ちなみに今まさにこの文章は生物基礎の授業中に書いている。
そして最後に本を読め。ドラマを見ろ。映画も見ろ。そして演劇も見ろ。自分の感性を豊かにしろ。いろんな価値観に触れて人生を楽しめ。
少しでもあなたの高校生活が、人生が、豊かになりますように。
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