レイです

レイです

最近の記事

【詩】人を人と思わぬ人へ について

以前、「人を人と思わぬ人へ」という詩を投稿しました。 過去の投稿にあるので、ぜひ見ていただけると嬉しいです。 私はあたたかい、読むと心がふんわりするような詩を詠みたいと常日頃思っています。 しかし、この詩はそんなやさしい感覚からは遠く離れた感情が込められた詩です。 本来、詩を読んでどう感じるか、何を受け取るかは読み手次第なので 内容に対して言及することはよくないのかもしれませんが、この詩に込めた思いが少しでも伝わればいいなと思い、書くことにしました。 この詩を詠んだ日、私

    • 人を人と思わぬ人へ

      人を人と思わぬ人へ いつか見えるだろう 束の間の光が全てを消し去る闇だということを それを光とも思えぬほどに 人の思いという大きな魂に食い尽くされるまで 救いのないこの世界に 無になった彼らを忘れぬように ただただ 祈りを 過去が免罪符となるならば 今を奪っていいのかと あるはずだったこの先が 深く沈み 消えていく 光を失い 秒針が止まる 人を人と思わぬ人へ 未来に光を見出そうとも その先には暗闇が待っていると あなたが消したこの灯りが 大きな魂となり いつか報われる日ま

      • 魔王の城

        ある日ある時 どこかの森で 逃げて隠れて 魔王の城へ 棘の鎧を身につけて くる者拒む孤高の城へ ある日ある時 昔の少年 きみを探して 魔王の城へ 光の剣を携えて くる者拒む孤高の城へ 彼女を守り包む世界は 気づけば未来を消していて きみの手をとり 森を抜け 隣にはいつも僕がいると あたたかい光は私の元へと 過去という名の魔王を倒しその城が崩れる時 そこにはきみが立っている 傷だらけのきみを 放っておくことなんてできないから いざ その仮面を外すとき 溢れる涙が道をつく

        • いつかの夢

          忘れないで 夢のようなあの日のこと やさしい笑顔で手を差し伸べてくれた あの光に包まれて今も生きている それを知らなかったあの頃の私も 知ることのできた今の私も 変わらない日々の中で 変えることのできた世界を抱きしめて いつかあの人に逢うことができるのならば わたしの今までとこれからを話そう ひだまりの中で あの夢の中で

        【詩】人を人と思わぬ人へ について