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兄妹格差

今日もお疲れ様です。
「梅干しの種飴」知ってます?
暑い時にオススメです!
ただ、硬いので噛まないで下さい!
私は噛んで奥歯が欠けました😭

小学1年生のある日。
その日私は帰宅してから2階の部屋で宿題をしていた。
1階が何やら騒がしい。母が怒鳴る声が聞こえる。
怒られているのは兄だ。
多分あの事で怒られているんだろう…
心当たりは1つある。

年の離れた兄と以前書いたが4歳違い。
(離れてないやん~って思った方すみません😓)
当時小学5年生だった兄はかなり生き物好き。
ザリガニ、カメ、カエル、カマキリ、バッタ等の生き物が大好きで学校からの帰り道に制服のまま川に入るのが日課。
ザリガニやカメを川で捕まえて帰るのだ。
その度に制服を汚し母に怒られているのに懲りない。

帰宅途中で誰かが川に入っている。
まさか兄じゃないよね?と思いつつ、橋を渡り始めた時私の目に飛び込んで来たのは兄が制服のまま腰まで川に浸かり必死にザリガニを捕まえようとしている姿だった。

「お兄ちゃん、制服のままだとまたお母さんに怒られるよ!!!」
私は思わず兄に声をかけてしまった。
兄は私を見たけど無視。
「お兄ちゃん、聞こえてる?」
もう一度声をかけた私に兄は
「うるせーな!ほっとけよ!!!」だった。
せっかく忠告したのに…と思った私は
「お母さんに怒られても知らないからね。私は注意したからね!」
と正義感丸出しの言葉を兄に言い帰宅した。
           (まだ小学1年生💦)

母が更に声を上げていた。
多分汚れた制服で叱られているんだと思った。
兄には悪いけど、いい気味だと思っていた。

いきなり母の声がした。
「夕希ーーーあんたも下に降りてきなさい!!!。」
へ?何で?私?
呼ばれた理由が分からない。
「何ーー?」
そう答えたのに
「いいから!さっさとあんたも降りてきなさい!!」
ヒートアップしている母。
仕方なく1階に降りる。

階段を降りていくと廊下。
その奥にキッチン、リビングがある。
リビングのソファを背にし仁王立ちの母。
その前に正座をして肩を落とした兄がいた。

「何?」私は母に言った。
「いいからあんたもそこに座りなさい!」
何で?私?座る?
「何で私が正座しないといけないの?」

「お兄ちゃんが川にいるのに止めなかったからよ!」

いやいや。止めましたがな!
「止めたよ!怒られるよ!って言ったよ。でもお兄ちゃんが聞かなかったんだよ!」

「聞かなかった?」

「無視するし、もう1回言ったらうるさいって。」
これで分かってもらえると思ったのだが…

「いいから!止められなかったんならあんたも同罪!座れ!」

「はぁ~?何で?私関係ないよ」

「いいから!座れ!」

こうして私まで兄の横で正座をしないといけない羽目になった。


こんな事1度や2度の話じゃない。
毎回止めなかったからと私まで道連れになる。 
同罪なんて言われても、納得出来ない。

これが逆のパターンだった時に
もちろん兄も…と言いたい所だがそれは全く無かった。


毎回正座させられるフローリングの板の上。
道連れにされる意味が分からないままいつも渋々座っていた。
兄が中学生になると、いつの間にか道連れにはされなくなったけど。


母の叱り方が理解出来なかった。

兄と私を両方叱り喧嘩両成敗みたいにしたつもりかもしれないが

この行為こそが
兄を特別扱いしているようにしか感じなかった。

普通だったら注意した妹まで正座させる必要は無い。無意味だ。
母は兄だけに恥をかかせないようにしていると感じていた。
何度も兄と一緒に叱られる度に分かったのは
フローリングで痛かった足の痛みと
母は私より兄が好きなんだと言う事。


無意識に兄妹の扱いに差をつけていたのだろう。
自覚がないからかなり厄介だ。


私はただ母に
「お兄ちゃんに言ってくれてありがとう。」
と言われたかった。

ただ、それだけだった……


















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