夏の怖かった出来事
今日もお疲れ様です。
雨降ってますか?
皆様の住んでいる地域は大丈夫でしょうか?
私は怖い話が好きだ。
好きな割にはビビリだ。(顔には出さない)
昔「あなたの知らない世界」がお昼にTVで放送されていたのを見て家にいるのが怖くなり、誰かが帰宅するまで外で待っていたくらい怖がりだ。
夏休みに入ったある夜の事。
夕食が終わり、早くお風呂に入れと急かされ脱衣場に行く。
お風呂に入る前、開いている脱衣場の窓をいつも直ぐに閉めるのに、その日は外が気になり網戸越しに外に目を向けた。
脱衣場とお風呂がある位置は家の裏側になり小さな田んぼがある。
田んぼの先に一軒家が何軒も並んでいる。
カエルの鳴き声がいつも騒がしいはずなのに、今日は割と静かだ。
不思議だな~なんて思いつつ、網戸から入ってくる少し生ぬるい風を顔に感じていた。
田んぼをボケ~と眺めていた時に青い物体がふわふわとゆっくり飛んでいるのが見えた。
1つ、2つ、3つ…ふわふわと動いている。
目をパチパチ👀👀させたがやっぱりゆっくり飛んでいる。
何だあれ?
やがて青い3つの物体は田んぼの先の茶色い屋根の一軒家の前で順番に消えて行った。
火の玉かな?火の玉って青いんだっけ?
凄い!私火の玉見たかも!!!
そこで見るのをやめれば良かったのに怖いもの見たさの方が勝ってしまいそのまま見続けた。
青い物体が消えた後、その家の壁の一部が薄暗い蛍光灯のように光りはじめる。
光っていた場所が少しづつ大きくなり徐々に人の形になっていく。
はっきり人の形が見えた。
黒髪は肩下、白い着物を着た女性が壁の前に立っている。
帯の位置までは見えるのだが、そこから下が真っ黒で見えない。
小学3年生の私はここでヤバイと感じる😱
人じゃない…
そう思った瞬間
着物の女性と目があってしまい、いきなり私がいる方向に猛スピードで迫って来た!
「ギャーーーーーーーーーーーーー💦💦😱😱」
急いで窓を閉め、脱衣場のドアを開け家族がいる隣のリビングに行こうとした。
だが、恐怖と焦りで上手く走れず両手を床に着け四つん這いになりながら家族がいるリビングに転がり込んだ。
「何?なんかあったの?」
「ゆ…幽霊出た…」
「はぁ?」
オロオロしながら話すも全く信用してもらえず
脱衣場に来てもらい窓を開けたが田んぼの風景しかない為、風呂に早く入れと逆に叱られてしまった。
何とかお風呂に入ったものの、迫ってきた女性の顔が忘れられずなかなか眠れなかった。
2日経った日曜日に母が喪服を着てお葬式に行く準備をしていた。
「誰か死んだの?」
私が聞くと母は、
「うちの裏に住んでいる一軒家の人のお嬢さんが亡くなったみたいよ。体が弱かったみたいでね。残念ね。」
亡くなった人の家は
茶色い屋根の一軒家だった。
あの青い物体、着物姿の女性は
私に何か伝えたかったのでしょうか?
それとも偶然…?