いつだって傍らには猫⑨
肛門嚢破裂?! ①
我が家の三男坊コタ、食欲旺盛、元気いっぱい、よく寝る。
と、いつもと変わらぬ様子と思っていたのだが
何の気なしに眺めてて、いつもと違う事に気づいた。
身だしなみで、体は舐めるけど
それにしても頻繁。
かといって、きっちり尿も出ていて
膀胱炎の兆候も無し。
ひどい便秘って訳でも無いし、どうして?
と、不思議に思い
抱っこしてしっぽを持ち上げて
尻の穴を見てみたら・・・
「お尻、なんか赤くなってる?!」
コタが嫌がって動くので、しっかり見られなかったけど
どうやら肛門近くが赤くただれてるように見えた。
ここでふと思う。
「そういえば、猫にも肛門腺ってあるんだよな~」
猫の肛門腺、ここからめちゃ臭い分泌物が出るのだが
通常は排泄時に力んだりして、ウンチと一緒に出されてるので
日常で、その臭い・・つーか存在を忘れてる事多し。
この4時の位置が、どうやらただれているらしい。
「こりゃ、肛門嚢破裂ってやつでは?!」
長年、猫と生活を共にしているけど
これは初めての経験。
猫も体質とか生活によって、肛門腺が詰まりやすかったりする子もいるんだろう。
ちなみに猫の肛門腺? なんだそりゃ?って人の為に、ひとつ言うとすれば
「アレ、めちやくちゃ臭いですぜ~!!」
昔、亡くなった愛猫は、ちょっと興奮すると出ちゃう体質だったらしく
スリスリしてきて、気付いたら服に肛門腺液がついてしまい
微量なのに、なんとも形容しがたい
異臭がしたもんです。
それ以外にも、ちよっと出ると
本人も気になったのか
お尻をカーペットに擦りつけてたりしたっけ。
確かに戦車っぽかったかも。
通過した後の汚れ見て、膝から崩れ落ちたりして
その破壊力も抜群だったし(T_T)
ともかく、今回はコタは肛門腺が赤くただれているのを
放置する訳にもいかず
「こりゃ病院で診て貰わんと!」と
通院となりました。