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免疫システムの勉強は「はたらく細胞」で!


著者は、清水茜さん。出版社は講談社。全部で6巻

🐣(生徒役)と  🐔(先生役)で話を進めていきます。



🐣 免疫分野を勉強してます。漫画の「はたらく細胞」で。

🐔 そうか。話には聞いたことがあるけどまだ読んでないな。読んでみようかな。

🐣 生物基礎の教科書よりも詳しい部分もあってさらに興味が湧いたり、読み進めていくと、
(赤血球は二酸化炭素も運ぶのか。あれ?どうやって運ぶんだったけな?)など新たな疑問も出てきて面白いですよ。

🐔 このマンガは、そうか共通テストでいうと「大問2」で出題される「免疫」分野の内容だな、よし!読むことにしてみよう。ここは受験勉強の補強として読んでいた方がいいよ、という部分を紹介します!


赤血球について

・赤血球の中には「ヘモグロビン(Hb)」というタンパク質がある。
・これが酸素と結合して「酸素ヘモグロビン」となり、組織に酸素を運ぶ。
・ヘモグロビンは、酸素が多いところで酸素と結合しやすく、酸素が少ないところでは酸素を放しやすい性質を持つ。


🐔 ここまでが教科書に書いてある内容だね。「はたらく細胞」には二酸化炭素も運ぶ、と書いてあった。この部分は教科書には詳しく書いてないので、まとめてみたよ。いわゆる「発展」というちょっと難しい内容。マンガでは赤血球はこう描かれてたよ。

著者は、清水茜さん。出版社は講談社。
持っている荷物は「酸素」・組織で放出された二酸化炭素は、血しょうや赤血球に入る。


赤血球は二酸化炭素をどうやって運ぶのか。

・組織で放出された二酸化炭素は、血しょうや赤血球に入る。
・その時、二酸化炭素は水と反応して炭酸(H2CO3)になる。
          CO2 + H2O   →   H2CO3
・この反応は赤血球に含まれている酵素がはたらくことで促進される。
・炭酸(H2CO3)は、炭酸水素イオン(HCO3-)と水素イオン(H+)になり、炭酸水素イオンは血しょう中に溶けて肺まで運ばれる。
・肺では赤血球により、
             H+ + HCO3-   →   H2CO3   →   CO2 + H2O
 となって二酸化炭素は体外に放出される。
・二酸化炭素の一部は、赤血球中のヘモグロビンと結合し肺まで運ばれる。


第1話「肺炎球菌」について

🐣 共通テストでは大問1で出題される分野の「グリフィスやエイブリーの実験」で出てくる肺炎球菌ですね。

🐔 そう、「肺炎球菌」。ただ、第1話ではグリフィスなどの実験ではなく、一般的に体内に病原体が侵入してきた時にどのように撃破するか、という流れがざっと描いてあったよ。


生体防御には3つの段階がある

1.異物の侵入阻止バリア(皮膚、粘膜)
2.自然免疫
3.獲得免疫


🐣 そうそう、この3つの段階が描いてありました。まさにこれです。ざっと免疫システムを勉強しようとする時には、この第1話を読めば分かりやすいです。もう参考書レベルです!!

🐔 関連して第4話「すり傷」。この話も生体防御の3つの段階が描いてあった。分かりやすく描いてあるので、集中して読み進められるね。特に血小板による「血液凝固」と好中球による「自然免疫」。

著者は、清水茜さん。出版社は講談社。


🐣 血小板たちがかわいいです!こうやってかさぶたができているのか、と印象に残りました。

著者は、清水茜さん。出版社は講談社。 


第2話は「スギ花粉アレルギー」

🐔 獲得免疫の仕組みがよく分かるよ。

🐣 花粉症による鼻水や涙がとめどもなく流れ出てくる仕組みが本当にわかりやすいです。簡単に花粉症、と言ってきたけど、実は「獲得免疫」の」システムが深く関わっているとは思いもしませんでした。

著者は、清水茜さん。出版社は講談社。


第3話は「インフルエンザ」


🐔 キラーT細胞として成長していくまで過程がとても詳しく書いてあった。

著者は、清水茜さん。出版社は講談社。

🐣 やっぱり色々な免疫細胞が擬人化して描いてあるから、感情移入がしやすいです。教科書には書いてませんが、未熟なナイーブT細胞がエフェクターT細胞に成長したシーンが最高です。しかもそこには樹状細胞が関わっているという、、、もう、言葉では言い表せません。

🐔 第1巻だけ読んでも免疫システムのことがざっと理解できるね。たまには教科書じゃなくて、マンガで勉強もしてみよう!


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