見出し画像

初めて&独りでイタリア旅行した話#12 ミラノ

こんにちは。今日は最後の訪問地ミラノへ。独り旅も終わりが見えてきました。

前回はこちら。



8日目の朝

朝目が覚めた後、身支度を整え、チェックアウトのためにフロントへ。
ふと、ヴェネツィアでのBookingアプリ内メッセージのことが気になり、ホテルのスタッフに確認してみると、やはりホテルからの発信ではないとのこと。どうやら誰かが侵入して、Booking.comを装ってメッセージを送信したようです。こわいこわい(詳しくは#10をご覧ください)。

朝食はメストレ駅目の前にある「Soul Kitchen Café」へ。クロワッサンはチョコレートとピスタチオの2種類を注文し、エスプレッソをダブルでいただきます。

チョコとピスタチオをチョイス。
ローマもそうだったけどピスタチオクロワッサンがとにかくBuono!

駅のすぐそばにあるためか、朝早くから多くの人で賑わっています。上階がホテルなのかその宿泊者かもしれません。地下階のトイレが無料で利用できるのは嬉しいポイントでした。

地元の人だけでなく観光客も多かったです。
過ごしやすいカフェでした!

ミラノ到着

ミラノは中世以来、イタリア北部の商業・金融の中心地として栄えてきました。ルネサンス期には芸術文化が花開き、その後も繊維産業や機械工業が発展。現在は世界的なファッション・デザインの中心地として知られ、毎年開催されるミラノサローネは国際的な注目を集めていますね。

さて、ゆっくりと朝食を楽しんでいるうちに、電車の出発時間が迫ってきます。9時9分発のItaloに乗り、メストレ駅からミラノに向けて出発です。

棚が低いためキャリーケースが荷物棚に入らず、列車の最後尾にある荷物置き場にキャリーケースを預けることに。盗難が心配だったので、キーチェーンでしっかりと固定しました。この旅で初めて使うことになりましたが、持ってきて良かったです。

棚に段差があり、前の棚の方が高さがある一方、後ろの座席の棚は狭かったです。

列車は途中、パドヴァ、ブレシア、ベルガモなどを経由し、定刻から20分遅れてミラノ中央駅に到着。

この駅はヨーロッパらしいアーチ状の天井が特徴で、ガラスで覆われたホームが印象的でした。駅全体が荘厳な雰囲気を漂わせ、これまで訪れたイタリアの駅とは一味違った風情を感じました。

ミラノ到着。赤い車両がItalo。
屋根のアーチがいいですね。

駅内のレストランで、シーフードパスタをビールと一緒にいただきます。

少し冷たい部分があり、チルドのパスタみたいでした。
駅ナカだしまあ仕方ないでしょう。

スフォルツェスコ城

ミラノ中央駅からメトロを利用し、ホテルレジーナにチェックイン。
今回の旅で宿泊したホテルの中では、最も格式があるというか品質が良く、親切なスタッフに迎えられました。部屋は清潔感があり、調度品も豪華で、特にアメニティが充実している点が印象的です。

チェックイン後、部屋で休憩しながらメールを確認していると、たびレジで登録しているメアドに日本政府からミラノ市内でデモが行われる予定だという注意喚起の連絡がありました。外出を控えるべきか迷いましたが、せっかくミラノに来たので、気をつけながらスフォルツェスコ城に行ってみましょう。

ミラノ市街地の石畳みの道路。トラムの路線でもあります。
日本に比べて路駐が多いですね。

スフォルツェスコ城は15世紀にミラノのスフォルツァ家が建設した城です。レオナルド・ダ・ヴィンチも設計に携わったとされています。かつてはミラノ公国の要塞でしたが、現在は美術館や博物館として利用されています。城内にはミケランジェロの「ロンダニーニのピエタ」など貴重な美術品が展示されています。城の裏手には広大なセンピオーネ公園が広がり、ミラノ市民の憩いの場となっているようです。

城の入口、正面から。

ホテルから徒歩15分、周りに気を付けながら到着。入場無料という点がいいですね。城内は観光客で賑わっており、その威厳ある石造りの壁に囲まれた中庭や広大なスペースが印象的でした。展示物は特にありませんが、歴史を感じさせる建造物の中を歩くだけで、時代を遡るような感覚を覚えます。

入場すると中は芝生。多くの人々の憩いの場となっているようです。

イタリアの多くの古い建物と同じく、赤レンガと石灰を組み合わせたような造りが特徴的で、ところどころに崩れかけた壁画が残されているのも興味深いポイントでした。

センピオーネ公園

スフォルツェスコ城を抜けて北西に向かうと、センピオーネ公園が広がります。この公園は市民の憩いの場として親しまれており、観光客だけでなく、地元の家族連れやカップルも多く訪れています。芝生の上でピクニックを楽しむ人々や、木陰でゆったりとくつろぐ様子が見られ、のどかな雰囲気が広がっていました。公園内には「ブリッジ・オブ・ザ・リトルマーメイド」と呼ばれる小さな池に架かる橋があり、これを渡って公園を散策しました。

公園は結構広かったです。少しずつ日が傾いてきました。
ブリッジ・オブ・ザ・リトルマーメイド付近の池。カモがいました🦆

公園の北端には「アルコ・デッラ・パーチェ(平和のアーチ)」があり、19世紀に建てられた新古典主義様式の門です。ミラノ市民にとってもシンボル的な存在で、ここでも多くの観光客が写真を撮っていました。再び公園を通り抜け、ミラノの市街地へ戻ります。少し暗くなってきましたね。

門の前にはイベント用のテントが。何かイベントしていたのかな?

スターバックス・リザーブ・ロースタリー(の外観だけ)

ミラノ市内を歩いていると、ひと際目立つ建物に遭遇。それが、今回の旅で訪れたかった場所の一つ、スターバックス・リザーブ・ロースタリー・ミラノです。ミラノのスターバックスは、日本のそれとは趣が違った豪華な外観でした。

しかし、訪れたのは土曜日の夕方だったためか、店内はとても混雑しており、長蛇の列ができていました。この日は外観の写真を撮るだけに留め、明日の朝早くに再訪することにしました。

ぱっと見わからないけどこれがスタバなんですね。めちゃくちゃ混んでいました。

夕食、そして8日目のまとめ

ホテルに戻る途中、スーパーマーケットに立ち寄り、ピザとチョコレートパン、そして生ハムを購入。これが今夜の夕食となります。

ホテルでゆっくりと夕食を楽しみながら、次の日の計画を立てました。予約が取れなかったミラノ大聖堂の再予約を試み、無事に取ることができたため、最終日に念願のドゥオーモを訪れることができそうです。お土産もスーパーマーケットで調達することに決めました。

今日も歩き疲れたこともあり、早めにお風呂に入り、水分をしっかりと補給して休むことにしました。

ヴェネツィアに引き続き海外限界メシ。
ロールパンのようなものは、真ん中にチョコペーストがぎっしりでおいしかったです。

明日は実質最後の観光になるのかな。最後まで楽しんでいきましょう。

※9日目に続く

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集