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抱く矛盾とそれがあったから好きになった人

(約700字)


 朝、早く起きたとて、約束の時間を守ることが出来ない

 親しい人とのスケジュールに遅刻してしまう


 社会性に欠ける、

 忍耐が足りない、

 毎日の勤めのルーティンワークに飽きる、

 同じ場所に居続けることに慣れない、

 書くこと以外にこれ以上の楽しみを見出せない


 そんな自分の性格を考えると、やっぱり作家という職業がほしい履歴だった


 20代の頃、ある芥川賞作家の作品について感想を書いたところ、有名雑誌から声がかかった

 (この話は過去に書いたかもしれないが、自分の個人情報に関する記事は消してしまったかもしれない)


 「東京の出版社まで来られませんか」という手紙が自宅に届いた
 そして、私は電話で断ってしまいました

 これは私の唯一の書く職業に就くチャンスだったかもしれません

 私は神様がくれた前髪を掴めなかった


 ずっと書くことを仕事にしたい夢を諦められないでいたのは、その思い出のせいかもしれない

 悔しさを抱えたまま、noteに出会った


 ひと様に書いたものを読んでいただく機会を得た代わりに、辛いめに遭った


 noteは、SNSの有用性とデメリットを分からずにいた自分の勉強時間になった


 アーティストの米津玄師さんが好きで、あまり有名でないときから聴いていた

 米津さんは片田舎で文学作品を読みながら育ち、今も歌詞の中に文学が潜んでいる

 ネット社会の中でもがきながら有名になった人だから、SNSの良さと悪さを理解されている


 私がネット社会で、書いた物が日の目を見たのは嬉しかったけれど、ブロックしなければいけないアンチがこんなに居る世界だなんて、想像もしていなかった


 「昔の本」の在り方と、「現在の本」は意味が違う

 誰にでも安価で作れる本に、価値が見出せない私が、オワコンなんでしょうか


 内輪だけで楽しんでいる世界が、私には憧れの文学ではないのです



3人でたべる朝ご飯







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