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ホラー漫画家が描く猫日記 【好きな漫画③】

      ( 約700字 )

私は生まれたときから、犬と一緒でした。

猫は飼った経験がなく、その生態は本で読む知識だけですが、この本に出会ってから猫の存在が気になります。

「伊藤潤二の猫日記 よん&むー」

細かな描写が素晴らしいです


伊藤潤二さんは、ホラー漫画家です。
お恥ずかしい話ですが、あまりホラー漫画を読みません。

少女漫画では、ホラーというと宮脇明子さんの本を思い出します。
気持ちのいいものではなかったですが、不思議ワールドな作り話が興味をそそりました。

映画では、ホラーやサスペンス映画にハマった時期がありました。

この猫日記は、特別なことは起こりません。
伊藤氏が猫と暮らすことになって、奥さまとの猫ライフを淡々と綴った本です。

2009年に第一刷発行となっています。
私はタレントの中川翔子さんが紹介していたのを知って、読みました。

伊藤潤二さんのホラー漫画は知りませんが、
そのタッチでホラーを描く方と分かります。

内容は、猫好きな猫日記というよりは、あくまでも人間の暮らしの中に猫が入りこむとこう見える、といった視点で書かれています。

面白いのです。
声を出して笑ってしまいました。
実話であり、登場する猫に対しての眼差しには
愛があります。

猫の表情も、その個体により違う性格も、生き方も、人間の暮らしを描くのと大差ありません。

猫じゃらしを扱う場面


物語にホラー要素はないため、どなたでも楽しめます。

まじめに愛着を追いかける人に響く話です。

動物好きな方には、
どなたでも分かってもらえる漫画です。


今日は、雨降りの地域もあるかと思います。

今日の雨、
私には、佳雨のように感じています。


家で過ごす方も、読書するのに漫画も楽しいですよ。



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