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和風月名:極月、師走につき


今年、2022年は激動の1年でした。

「師走」とは、普段はどっしり構えた師(僧)が仏事に追われて走り回る、というひと月だから、という謂れは有名です。

「師走油」という言葉があります。

12月に油をこぼすと火に祟られる、といって油をこぼした人に水をかける風習があるそうです。

この寒い時期に水をかける人がいたら、そちらの方がたたられそうですが。

乾燥していて火が起こしやすい、火事になりやすい、という気象事情にのっとった戒めの意味があるのでしょう。

12月は他にも

「極月」や、「除月」、「春待ち月」など、さまざまな呼び名が付いています。

個人的な意見ですと、今年は「きわまりづき、ごくげつ」と呼びたいような気持ちがあります。

私には厳しいひと月でした。

経済的にも精神的にも、休みの日が安らぐことが少なめな12月でした。
年賀状も、その一つで、昨日やっと投函し終わりました。

白紙部分は印刷してあるものですが、宛名書きとメッセージは書いています。
実家のパソコンでは、住所と相手先の名前も印刷できます。
でも、そこを機械任せにしたら、
業者の「住所連絡通知」になってしまう気がして、面倒でも直筆で相手の名前を書いています。

本音を言えば、年賀状はやめたい。

けれども、一年で一度しか交流のない人の消息を知るには、年賀はがきだけなのです。
だから、続けています。

公私にわたって投げ出したいことばかりでした。noteを読むと、気持ちが上向くことが多かったです。
そういう点で、きわまりづき。

「除月」は、古い年を除く、という意味です。

除夜の鐘、も同じ意味で使われます。


◇  12月の呼び名 ◇

・師走 ・極月 ・窮月 ・限りの月

・除月 ・梅初月 ・春待月


日本では、これだけ新しい年が来る喜びを言葉に託していることが分かります。

来年こそは、「春待ち月」な12月にしたいです。


みなさんは、どの呼び名のひと月でしたか?

梅の花

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