手の中の雲、それでも雲は掴めない☁️
( 約600字 )
雲は、食事をとるときにも現れる、って
ご存知ですか?
そう、空に浮かぶ、あの雲です。
意味がわからないですよね。
お茶を飲む。
コーヒーを嗜む。
ティータイムを楽しむ。
お味噌汁をいただく。
飲みものや食べ物から立ち上がる蒸気は、空に浮かぶ『雲』と同じものです。
空気が冷えて、空気が含むことができる水蒸気の量が減り、その水蒸気が空気から溢れることで水の粒が生まれることで、雲になります。
熱いおみそ汁から(それは、お茶やコーヒーや紅茶でもいいのですが)立ち昇る湯気と同じことです。
熱くなった汁ものの表面では、空気が急激に温められ、たくさんの水蒸気が空気に与えられます。温められた空気は周囲と比べて軽いことから、上昇していきます。
周囲の空気と混ざって空気の温度が下がり、水蒸気は水のつぶになります。
湯気は、水蒸気で水のつぶが変化したものです。
この現象が、海の面(海水面)で起きています。海の上で起きていることは、目の当たりにしないので難しく感じるかもしれませんが、
お椀の中のおみそ汁で起きている現象だと思えば、身近に感じませんか?
おみそ汁の湯気は、周囲の乾燥した空気と混ざって、すぐに蒸発してしまい、消滅します。
空で雲が生まれる仕組みと同じだから、
マグカップも小さい宇宙です。
コーヒーや紅茶から、ゆらゆら立ち昇る湯気をみたら、雲を思い出してみてください。
雨が降る日でも、そこには空にふわふわと浮かぶ雲の存在があります。
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