『螺鈿細工のお箸を作りました』
(約1,100字)
私は「お箸」が好きです。
縄文杉、漆塗り、日本画家のデザイン、寄木細工、プラスチック、キャラクター箸、名前入り‥‥数え上げればキリがありません。
様々な素材のお箸を持っています。
中には眺めて楽しむだけのお箸も。
体験工房がある駿府匠宿まで行きました。
竹細工、ろくろを使った陶器、木材で作るカトラリーなど、様々な工作が楽しめます。
私が挑戦したのは、「研ぎ出し」の技法で何重にも漆塗りと貝を撒いてある箸から、1000番のヤスリを使って、螺鈿を浮き上がらせるもの。
擦る作業は、3段階あります。
サイズは、23、21、18?㎝から選べます。
(短いサイズの18㎝は記憶が曖昧)
どのサイズでも、2,350円。(税込み)
色も選べます。
既製品は、3,300円(税込み)で販売されています。
研ぎ出しは、ヤスリで水で濡らした表面をゴシゴシ擦って、漆と螺鈿の部分を剥がしていくようなイメージです。
結構、力を入れて擦ります。
でも集中し過ぎて削りすぎ、木の肌が出てしまいました。
お陰で眺める箸ではなく、食事に使用するお箸が出来ました。
大体、80分くらいかかりました。
指導してくださるお店の方と色んなお話をしたため、他の人より所要時間がかかったと思われます。
周りも散策しました。
施設は19時まで営業しています。
私は飛び入り参加しましたが、体験内容によっては予約が必要です。
予定されている体験工作は、次のとおり。
りょうせい‐か 【両性花】
〘名〙 一つの花の中に雄しべと雌しべとをそなえた花。サクラ、アブラナの類。完全花。両全花。雌雄同花。〔植学訳筌(1874)〕
『陰翳礼讃(いんえいらいさん)』とは、
谷崎潤一郎が日本の美の感覚について
書いた随筆のこと。
有名なのは羊羹(ようかん)のくだり。
二十四節気「大寒」の第一候1/20〜24
『款冬華』(かんどうはなさく)
款冬=蕗(ふき)のこと。
蕗の花茎が「蕗の墓」(ふきのとう)。
花筏=谷川などの日陰に自生するミズキ科の落葉低木
*蕗の姑・しゅうとめばな・しゅうとんばな・蕗の祖父・ばんけ
花筏を灯心として利用した灯り。
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