見出し画像

カブトムシのゆりかご 亀成川を愛する会

昨年、2回ほど亀成川を愛する会の雑木林でスギやシラカシを伐倒させてもらいました。

印西市別所、道路を挟んで別所谷津公園につながる緑地帯での作業でしたが、周囲は年々、開発が進み、倉庫やら、データセンターやら、箱型の建物の建設が止むことがありません。

常緑樹の森から落葉樹の森へ

そんな中での大切な緑地ですが、会では笹・竹の伐採を続けており、雑木林では常緑樹を伐採し、落葉広葉樹を増やしていく計画です。
 
雑木林はイベント会場として子供たちの遊びの場にもなりますし、オカリナの演奏を聞いたり、落ち葉のプールを作ってカブトムシの産卵場所(カブトムシのゆりかご)としています。


この日の定例作業も雑木林の草刈り、笹刈りと落ち葉かき。

どこの団体でもそうですが、女性が元気。

伐倒をした場所から少し離れたこちらの雑木林は、すぐ横が竹林。手入れができないで、少し時間が経ってしまうとすぐ笹や竹が伸びてくるそうです。
 
なお、奥の方、笹やぶをかき分けると斜面となって、その下の池は別所谷津公園につながっています。池ではザリガニやブルーギルを駆除しています。

さて、雑木林には落ち葉の厚い絨毯が敷かれていました。ところどころ、伐倒した木の幹枝を積んで落ち葉のプールが作られていましたが、落ち葉かきが足りていないとのこと。

歩いたときにはふかふかで気持ちのよい落ち葉ですが、深すぎてキンランやチゴユリなどが顔を出してくれない(林床に日が入らない。芽が出ても枯れてしまう)ので、とくに今回は落ち葉かきを頑張りました。

活動の合い間、「もぐもぐタイム」

しかし、いくらやってもキリがなさそうで、まずはチゴユリの群落があった場所をきれいにしました。今年は復活してくれるといいです。


午後からは伐木している雑木林に場所を移して、倒して寝てあった木材の処理をしました。

スギやらの太い幹を玉切りして、男3人でうんこらしょと運んで、囲いをつくり、その中に払って積んであった枝葉に投げ込みました。

囲いがあるだけでなんかすっきり。落ち葉プールとしても利用できます。

伐木した材でバイオネストづくり

ただし、会の方でも人手不足ですし、太い幹の移動は大変。大径木は伐倒を進めるにしても、その処理のことを考えると少しずつしかできない状況でした。

雑木林の反対の隅には切ったシラカシの幹がまだ転がっていて、どうしようもないと困っていましたが、偶然、薪に使いたいという方が見つかって、来月、引き取りに来てもらうことになりました。

伐倒したシラカシの幹

自宅に薪ストーブを入れてちょうど薪とする材を探していたとのこと。こういうマッチングが成立するとお互いに助かってハッピー。

ひとまずは一件落着~でよかったです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?