【聞こえないフリをした過去】消防士時代の話
「僕これからどう生きていけばいいですか。」
中学2年生の男の子の口から出た言葉。
それに対して20歳の千葉は何も言えなかった。
20歳の初夏。
小児の心停止現場を経験し、落ち込んでいようが
日々の出動は待ってくれない。
初夏の心地よい暖かさ
訓練をしているとじんわりと
汗ばんでくる季節。
13時から15時までの定期訓練を終え
「だいぶ汗かく季節になってきたな!」
なんて先輩と話しながらTシャツを替えていた。
その日は午前中も出動があり、昼からは訓練。
自席について