礼真琴 日本武道館コンサート『ANTHEM－アンセム－』1月19日（日）マチネ

礼さんの発案なのか竹田先生の発案なのかわからないのだけれど、宝塚を振り返るコーナーの構成最高だったな……。ああいうことされるとどうしたって走馬灯だしエモいんですけど、それでも今まで観てきた卒業コンサートの中で一番好き。

ありちゃん扮する「赤と黒」のジェロニモに導かせるという筋書きがまず小洒落てるし、そこから順に礼さんと、礼さんが演じたお役の扮装をする下級生がデュエットしつつ、最終的に劇場の光と闇を描く「VIOLETOPIA」につながるっちゅー流れが……にくいぜアンセム……！

宝塚の劇場で何度も観ていたVIOLETOPIAの主人公、そして礼真琴という人が武道館の舞台でぴったりと重なって、なんだか胸がいっぱいになったな。“スクリーンに大写しになる礼さんの背中と、その先に見えるご自身が演じてきた役たち”という構図が美しすぎました。

ほんで暁千星さん、どんな髪型でもかっこいいのかよ……！2番手として武道館の舞台でたくさんきらめく姿がみられて幸せでした。花道の爆踊り痺れました。男役がプリーツスカート巻いてるの癖すぎるし、まあペイントっぽい青の衣装とかどんなありちゃんもかわいいんですけど、最後らへんのちょい前衛的な短丈ジャケット＋ゆったりシルエットのパンツスーツスタイル男役って感じでよかったす……。

あ、黄色いカチューシャしてるななごんギャルお姉さんみあって好きだった。そしてK-POPっぽい綺麗な金髪ストレートで仕上げに仕上げまくって武道館に立つ小桜ほのか氏さすがっす。超きれいだったよ。

本当に事前に何もチェックしてない定期で恐縮なんですが、本編ラストの曲礼さんのオリジナルソングなの……サウンドはアゲアゲなんだけど歌詞と礼さんの歌が沁み入りすぎてじっと聴いちゃった。あんなふうに背中押されたらがんばれちゃうね。ありがとうございました。