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自分で見つけられる

自分にとっての特別な時間、特別な空間。

「特別」は、自分で、よく目を凝らし続けていれば、案外簡単に見つけられるんだなー。と。

そんなシンプルなことを思い、うんうん、と、一人納得を深める。



 ***

今朝は日の出(4:50頃)の少し前に家を出発。
無人の街をロードバイクで滑走する。喫茶店へ向かう。

夏でも、夜明けの頃は大体涼しくて空気がクリアなんだけど、今日はしっかりと、暗いうちからもう、真夏の蒸し暑さがある。

顎から汗が滴ってバイクのトップチューブに着水。



30分ほどで喫茶店に到着する。

神棚整えて、喫茶店にあるもので簡単な朝ごはんを自分に食べさせて、そのあと店内を掃除。
今日は友人が喫茶店でイベントを開く。そのためのお掃除。

心地よく使ってほしい。
いいイベントになってほしい。

想いある人の活動は、自然と応援したくなる。



喫茶店を整え終えて、6時半頃にはまた喫茶店を出発する。


7時頃に帰宅して、シャワーを浴び、朝の食事を作る。
娘たちと一緒にいただく。
スープとパンと目玉焼きと果物と。
よく考えたら私、本日2回目の朝ごはん。


デスクワークして、買い出しにいき、昼ごはんをまた娘たちと一緒にいただき、またデスクワーク・・・と思ったら、パソコンの前で2時間近く爆睡。

スペイン人なので、シエスタが必要らしい。


その後またデスクワークして、夕方を迎えた。

夏休み中の長女が、ちょこちょこと邪魔しにくるのが可愛い。

彼女は課題。私は仕事。
その合間に一緒におやつ食べたり、飲み物を作ったり。

次女は、オンラインのゲームで友達と大盛り上がりの声が始終、自室から聞こえてくる。食事以外は自室から全く出てこない。



平和だなと思う。

なんて静かで、平和で、愛おしい日常なんだ。

静かだけど、この時間が存在することは実際、奇跡だなと感じる。
なんて尊いのだろうと。



たくさんの大波をくぐり抜けてきた、これまでの人生。

その時間があったからこそ、なのかどうかは、わからないけど。
いまのこの日常の尊さが、最近はいよいよ、身に沁みてくる。



 ***


一昨日、「なんか、いいな」と静かに感じている人から、告白をされた。

ドライブ中に、好きです、付き合ってくださいと言われて、唐突すぎてびっくりしたけれど、嬉しかった。



だけど、なんと返したらいいのかがわからなくて、

「嬉しいけど、お互いのことまだよく知らないじゃないですか?」

と、自分らしからぬ?つまらない返事をしてしまった。


すると

「お付き合いして、これからもっと深く知り合いたいです」

と返ってきた。


そりゃそうか、付き合うからこそ、もっとお互いのことよく知れるのか・・


と、恋愛初心者みたいなことを脳内で考えて、

「じゃ、付き合ってみますか。」


とお返事した。


そうしたら、

「嬉しいです、ありがとうございます!」

と、運転席の彼が何度も何度も繰り返す。


とても静かな人。素朴な人。素直な人。
一緒にいるときの沈黙が苦じゃない人。
どうやらとても、不器用な人。
私の話を、よーく聞いている人。

私が話した、何気ない細かいところまで覚えてくれているのが、会話しているとよくわかる。


「嬉しいです」を繰り返しながら、高揚しすぎたらしく、高速のETCを時速80キロキープのまま突っ切ったときには爆笑してしまった。

ETCのバーが、暖簾をくぐるときみたいに、車体にピッタリと沿うように、ギリギリのところで上がったのがすごかった。


「高揚しすぎてしまいました!すみません!!」

いつもはとても慎重で、物静かな人が、こういうことを思わずやってしまうことに、可笑しくて仕方なかった。(ぶち破らなくてよかった。笑)



これからも、心からの言葉を話し続けようと思う。

それを、真摯に受け止めようとする人と出会えたこと。
言葉少なくても、心からの言葉を、話しているんだなと、感じる人と出会えたこと。

とても幸運なことだと感じている。




わたしだけの特別な時間。特別な空間。
これからも変わらず、大切にしていこうと思う。

だけどこれからは、特別な時間、特別な空間を、一緒につくっていける人が、私の人生にまた一人、増えた。

とても嬉しい。未来が楽しみだ。



12日は大好きな友人と、夜明け前に出発して、ペルセウス座流星群を見にいく。



流れ星探すことにしよう
もう子どもじゃないならね


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