同じ星
「自分のことを、誰かに、わかってもらえないこと」
が怖いんじゃなくて、悲しいんじゃなくて
わかってもらえない自分になれたからこそ
いよいよ自分は自分として
立ってやろうという気持ちになる
「自分がどうしたいのかが、どう感じているのかが
自分でわからない」
これこそが、本当は、私にとっては一番怖い
そして悲しい
自分以外の誰かが
一緒にいようと、いまいと関係ない
一人で考えて、一人で感じているとき
安心する
私はちゃんと、ここにいる
誰かの無理解が押し寄せるとき
心の内で、少しだけ笑っている自分がいる
愉快だ
同じような形状をしているのに
当然のごとく違う
多くの人が多分、自分の世界の中で
好きなように遊んでいる
見たいように、世界を見る、描く
それでいい
ただ、勉強熱心な人、というのが、たまにいる
よく見て、調べて、読んで、考えて、行動して、試して
自分の考えを、感じ方を、その大事な大事な宝石を
採掘し続けようとする人
アーティストだろうと、科学者だろうと
学び続ける人、探求し続ける人の描く「世界観」
これは、面白い
些細な言動、もしくは熱弁から
ちら、ちらりとその「世界観」が垣間見えると
そして、それが、
「他者からの賞賛」や「反応」をあてにしたものや、独りよがりのものーー
そういったものではないと感じられる時
この人が、死ぬほど一人で勝手に
探求して、感じて、楽しんでるやつだと感じられるとき
ワクワクする
嬉しくなってしまう
同じ星にいる
違う人
たった一人の、誠実なあなたに
私は会えて嬉しい
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