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【ドクタケ忍者隊 最強の軍師】忍たま映画、観てきました

やっっっと観に行けました!

公開してから約1ヶ月。ネタバレをくらわないようにしながらも、入場特典などの情報を見てはそわそわする日々。

さすがに1ヶ月経ったし、そろそろ落ち着いてきた頃かな。と思いながら、美容院帰りに寄れそうな映画館を調べました。

う、売り切れ!?

上映数が少ないのもあるのかもしれませんが、14時前後くらいの回はほとんど埋まっていました。

あんまりギチギチの状態で映画を見たくなかったため、美容院から全く関係のない、少し離れたところの映画館で席を予約しました。
予定していた時間より遅い時間しかなかったのですが、今日を逃すと2月まで見に行くことができないため、意を決して予約。

メガネを忘れるという大失敗をしたうえに、お供で買おうとしたキャラメルポップコーンも混雑のために断念。

ドリンクもポップコーンもない状態の90分でしたが、映画に集中できたので、むしろポップコーンなくてよかったとすら思えてきました。


3時間前くらいに見て、興奮冷めやらぬままスマホのメモに書き留めた内容をもとにnoteに書き起こしているので、いつもよりテンションが高いのは悪しからず。


忍たまについても幼少期ぶりにしっかり見たため、知識不足なところがあるかもしれませんが、ご容赦いただけますと幸いです。

以下、ネダバレをたくさん含む内容になりますので、ご了承のうえお読みください。





タイトルが出るまでの導入部分で、だいぶ心を持っていかれていました。

こういう何気ない日々のやり取りが、後から効いてくるんだろうなあ。と思いつつ、あの頃と変わらない土井先生、乱太郎きり丸しんべえのやりとりに懐かしさを感じ、開始3分くらいで早くもエモい気持ちになっていました。

と、感傷に浸っていたのもつかの間、土井先生と諸泉尊奈門のアクションシーン。
アニメではほんわか回が多めの印象なので、あまりちゃんとした戦闘を見る機会がなかったので、土井先生が戦う場面にくぎ付け。

この時点でも土井先生という人物が、優秀な忍であることは伝わってくるのですが、表情や言動、使っている道具(鋼が入っている出席簿や、手裏剣のように飛ばしているチョークなど)のせいか、どこか緊張感に欠けていました。(もちろん、土井先生自体が好戦的ではないのが一番の理由かとは思いますが)

見終わってから考えると、ここの場面というのは、土井先生が天鬼になるきっかけづくりはもちろんのこと、”土井先生"と後々出てくる"天鬼”との違いをより分かりやすくするためのものでもあるのかなーと。


行方不明の土井先生の代わりとして登場してきた雑渡昆奈門さん。
なぜだか彼は雑渡さんと呼びたくなります。
まったくこのキャラクターについて知識がなかったのですが、見た目に反して意外といい人なのでは?と感じました。土井先生とはまた違った部分で、ちょっとお人よしそう、という印象を受けました。
個人的には、は組の手裏剣の授業のときに笑っている姿を見て、ギャップにグッときてしまいました。部下である尊奈門に慕われているところから見ても、根は良い人な気がします。

土井先生の捜索ですが、山田先生はもちろんのこと、六年生があまりにもカッコ良すぎる。
名前は分からないけど、見たことがあるみたいな人達くらいの認識レベルの私ですら、今回の映画のMVPは?と聞かれたら迷わず「六年生!」と答えるくらい、めちゃくちゃに活躍していました。

いまはまだ天真爛漫、むじゃきで元気といったは組の面々も、いつかはこんなにたくましくしっかりとした忍になるのだと思うと、胸にこみ上げてくるものがありますね。

捜索中の六年生同士のぶつかり合いや、天鬼とのアクションシーンなど見所満載でした。特に天鬼とのアクションシーンでは、各々の得意なものを活かした連携の取れた攻撃が見れてワクワクしました。
それらすべてを軽くいなす天鬼の強さに、私も六年生も圧倒されていましたが。

劇中でちょこちょこ、彼岸花の絵が入ってくるのですが、これはおそらく血を表現しているのではないかなと思っています。
血のように鮮やかな赤色をしている彼岸花をうまく使った描写だなぁと思います。
土井先生は、子供の頃に家族を失っている過去を持っているため、その時の記憶が思い出されているのではないかなと。
彼岸花の花言葉を調べてみたところ、「悲しき思い出」というものがありました。
小さなお子さんも見れるようにあえて花を利用しているのもあるとは思いますが、花言葉的にも意味がありそうで、彼岸花の描写がされるたび、土井先生の悲しい過去に触れているような気持ちになりました。

あまりにも普段の土井先生の様子と違うので忘れがちですが、天鬼=土井半助なんですよね。
忍術学園の先生として子供たちに優しい土井先生も、命令に従い、策や兵法を駆使して敵を倒すことにためらいがない天鬼も、どちらも土井半助という人間の一部なのだと思います。

山田先生に拾われて忍術学園の先生として働いていなければ、どこぞの軍師として天鬼のようになっていたかもしれない。
そういった世界線もあったのかもしれないと思うと、複雑な気持ちになりました。
山田先生、土井半助を拾ってくれて本当にありがとう。。。

土井先生と天鬼との声の切り替えがヤバすぎて、最初に天鬼の声きいたとき変な声出そうになりました。声優さんってほんと、すごい。

声関連で言うと、きり丸が涙を流しながら天鬼に訴えかけるシーンは、感情が声に乗っているのが伝わってきて、つられて泣いてしまいました。
きり丸の過去とか、きり丸だけが持っている土井先生への想いとかを考えると、涙なしではみれないです。

土井先生の物語、ではなく土井先生ときり丸の物語のようにも感じました。

きり丸が土井先生にかけた言葉に対して、土井先生が涙を浮かべて返すのがこれまた良すぎました。
こちらも追い涙を流しつつ、「みんな、よかったねぇ」とお母さんのような気持ちで見ていたところ、突然の「お兄ちゃん」発言にその後の記憶がふっ
飛びました。

私の記憶を飛ばした男の名前は山田利吉といって、山田先生の息子のフリーの忍者です。
え?初見のみんなここ以降の記憶飛んでるよね?だって、全然そんな流れじゃなかったもん!と駄々をこねるくらいには衝撃を受けたし、そのあと気づいたらエンドロール入ってた。

山田利吉、色んな意味で罪な男だな。。。
今回の映画の一番の爆弾投下は君です、おめでとう。

最後のちゃっかり雑渡さんも良かった。
そういう抜け目がない感じ、やっぱり彼も一流の忍なんだろうなぁと思います。

雑渡さんVS山田利吉のアクションも良きでした。
利吉もフリーの忍者として働いているので、かなり優秀な忍だと思うのですが、それをあっという間に片づけていく雑渡さん、恐るべし。

今回見れなかったですが、雑渡VS天鬼とか、山田先生VS天鬼のアクションもぜひ見たい。
超一流の忍同士の戦いが見たい。

土井先生って普段はわりといじられキャラというか、愛されてるがゆえにそういう場面が多かったけど、今回の映画で改めて、忍者として超一流であることをまざまざと見せつけられました。感服です。


何年経っても土井先生は沼だったし、初恋泥棒のままだったし、なんなら大人になった今の方がいろんなところにブッ刺さりまくってるかもしれない。

土井先生以外にも沼が深そうなキャラクターもたくさんいたし、自分が大人になったことを実感しますね。

物心ついた頃からやっているアニメが、この令和の時代に映画として、さらには土井先生がメインとして扱われるなんて、本当に感慨深いです。



キャラ同士の関係性とか、背景とか、そういった部分を勉強してから見るとまた違った感じ方をするでしょうし、初見では気づけなかった表情や仕草などの細かいところもちゃんと見たいですね。

いつまで公開しているんでしょう。

今日もほぼ満席に近かったのですが、今度見るならゆっくり見たいなぁと思いつつ。


アドレナリンやらセロトニンやらがドバドバ出た状態で書いているので、いつもよりだいぶ感情的になっている部分があるかと思いますが、ここまでお読みいただきありがとうございました!




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