四季報写経150社終了(2ヶ月) BPSとEPSの視点を取り入れた
四季報の写経を始めてから、すでに2ヶ月が経ちました。
これまでに150社ほど写経をしてきたわけですが、最近になって、BPS(1株純資産)とEPS(1株純利益)という2つの指標を意識するようになりました。
これらは、今までほとんど見過ごしていた部分で、正直なところ、それほど重要視していなかったんです。
しかし、写経を続けている中で、この2つの指標がいかに重要かに気づかされました。
まず、BPSについてですが、これはBS(バランスシート)から算出される会社の1株あたりの純資産額です。
簡単に言えば、会社の資産を株式数で割ったもので、ある意味で会社の「値段」を示しているといえます。
これまでは、BPSをあまり気にしていなかったのですが、最近になって「PBR(株価純資産倍率)1倍割れ」という概念に注目するようになりました。
PBRが1倍を下回る場合、株価がその企業の純資産を下回っているということで、これがそのまま株価の予想になることもあるんです。
この点に気づいたことで、BPSの重要性がようやく理解できた気がします。
次にEPSですが、こちらはPL(損益計算書)から算出される会社の1株あたりの純利益を示します。
EPSは、投資家がどれだけその会社に対して期待を抱いているか、つまり「期待値」を反映している指標なんです。
そして、この期待値が株価に直結していることも多いんです。
たとえば、EPSが高いということは、会社が効率よく利益を上げていることを意味し、それが投資家にとって魅力的に映ります。
結果として、株価が上昇することもあるわけです。
これらの指標を見比べることで、企業の評価がすでに株価に織り込まれているのか、それとも割高になっているのかをある程度見極めることができるようになりました。
ただし、ここで「見極める」といっても、それは確定的なものではなく、あくまで「見通し」にすぎないという点は忘れてはいけません。
株式市場には正解というものがないので、常に不確定要素が絡んでいます。
しかし、それでも、株価を定義づける骨組みが少しでも理解できたことは、私にとって非常に楽しい発見でした。
これからも四季報写経を続けて、さらに深く企業分析を学んでいきたいと思います。
株式の世界は奥が深いですが、こうした小さな気づきの積み重ねが、将来的には大きな成果につながるのではないかと期待しています
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