SNSで外国人とやり取りするコツ
結構前の話ですが、↓の記事にあるコメントをいただきました。
このコメントへの返信は既に書いたのですが、深堀りしたら結構実践に役立つ記事になりそうな気がするので改めて書くなり(唐突な古文)。
言語交換アプリは性別で難易度が鬼のように変わります
「語学学習のためにオンラインで外国人の友人を作りたい」
このような題目を聞いた時、多くの方は真っ先に「言語交換アプリ」のことを思い浮かべるのではないでしょうか。具体的には、Hellotalk, Tandem, 少し前にはLang-8*などがありました。
あなたが男性の場合、この手の言語交換アプリを使うのに障害はほぼないかと思われます。何かあるにしても、せいぜい時々綺麗な女性のアイコンのアカウントにSNSに誘導されて美味しい投資話を持ち掛けられる程度です。
一方であなたが女性の場合、この手のアプリにおいて、群がってくる出会い厨、ヤリモク、変態という三重苦に悩まされる可能性がかなり高いと思います。
私も散々色々見てきましたが、正直この手の害悪の皆さんに対処するのは南京虫や群体バッタを駆除するのと同じくらい難しいと思われます。いや、それ以上か
一番簡単な対策としては、とりあえず女性同士でしかDMのやり取りはしないと決めておくくらいでしょうか・・・。
言語交換アプリを使わない方法
また、言語交換アプリには私が最も忌避する別な問題もあります。それは、相手の母語を教えてもらう代わりにこちらも日本語を教えないといけないということです。
私は外国語やるときは日本語抜きで外国語をゴリゴリ使いたいので、ちょくちょく日本語の話をしないといけないというのはかなりストレスです。
というわけで、ここでは王道の言語交換アプリを封印しつつ、インターネッツで外国人とやり取りする方法を考えてみます。
Twitter(現X)、Discord、Reddit、FacebookなどのSNSを使う
はい、これですね。出来れば日本語のものと兼用するのではなく、学習言語用のアカウントを新しく作りましょう。
まず、「外国語学習用のアカウント」とかにしないで、何かテーマを決めてしまいます。
例えば、
・ドイツ・ブンデスリーガをウオッチする用のドイツ語アカウントを作る
ドイツ語でドイツサッカーについてツイーヨしたりリツイーヨしたりリプレェしたりしましょう。
・Discordでプログラミングのコミュニティに入る
話題はプログラミングに関する話がほとんどですから、出会い厨が湧いて出て来る可能性は低いでしょう。多分。この手のコミュニティでは性別はおろか、出身を聞かれることもそんなに多くない気がします。なお、言語はかなりの確率で英語です。
・Redditで好きなアニメやゲームのスレに定住する
書き込みのルールに気を配りつつ、ちょっとずつ読んだり書いたりして、気が合いそうな人がいたらメッセージしてみるのもいいと思います。
私はあまり女性の趣味に明るくないのですが、ファッションとか化粧とかKPOPのイケメンバンドとかそういうのに関するコミュニティはおそらく参加者のほとんどが女性かと思います。
こうすることで、自分の趣味や仕事など何某か興味のあることについて読んだり書いたりすることが少しずつ出来るようになっていきます。
また、出会い厨は脳味噌が海綿体で出来てて性欲を満たすのと関係ない複雑なテーマについて延々と語り合うことに興味がないと思われますから、多分女性でも変なのに遭遇する可能性が言語交換アプリよりは減るんじゃないかなぁ・・・(希望的観測)。
ただ、当たり前ですが私は女性としてSNSをやったことはないので、「こうすれば絶対に変態を回避できる」みたいな対応策を示すことは出来ません🙁
また、Youtubeにはメッセージ機能がないので(以前はあったっぽいんですが、廃止された模様です)、動画にコメントしてみたり既存のコメントにリプライを書いてみたりするのも比較的安全でいい練習になるかと思います。
「学習者」を止めて「使用者」になろう
さて、↑で私が提唱した(?)方法のいいところは2つあります。
日本語を使わなくて済む
学習言語が現実に使われている環境に参加できる
1は正直私の好みなんですが、重要なのは2の方です。
テーマがなんであれ、実際の文脈の中で外国語を使うことが出来ます。
これがほんとに重要で、第二言語で「Hello」とか「Thank you」等に該当する簡単な言葉ですら、教科書で覚えて知っているだけなのと、実際に使って「通じた!!!」っていう感覚を持てるのとではだいぶ違います。
これはつまり、自分の外国語がどれだけ未熟で基礎段階であっても、出来る範囲で「学習者」ではなく「使用者」になれるということです。
この「使用」には「(オンラインで何か)書く」だけでなく、「読む」「聞く」も含まれます。ボイスチャットやボイスメッセージが主流の場所にいけば(多分ネトゲとかVRとかにそういうの多いんじゃないかな、知らんけど)、「話す」こともできます。
ただ、私の経験だけを根拠にして言うと「文法書や辞書をひっくり返してメチャクチャ書きまくったけど、読んだ量はかなり少ない」みたいな言語は少し時間を空けただけで物凄い勢いで忘却の彼方に消え去る印象があります。そんなわけで、個人的にはインプット量を多めにすることをお勧めします。特に音声のインプットが一番重要です。
まとめ
上記の内容は全て私個人の嗜好と経験に基づいた狭いものなので、どの程度再現性や正確性があるのか定かではないのですが、何かの参考になればと思います。
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