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私の英語力はCEFR C1レベルだそうです

ってEF SETさんが言ってました。

EF SETって何よ?という方は↓記事のタイトルをお読みください。

この「スイスの教育機関」とやらが主催(?)しているネットでタダで受けられる英語の試験がEF SETです。

90分でリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの能力を測れるということだったので、とりあえず受けてみました。

結果はこちら↓

リーディング: CEFR C2 (71/100)
リスニング: CEFR C2 (73/100)
ライティング: CEFR C1 (67/100)
スピーキング: CEFR B2 (58/100)
総合評価:  CEFR C1 (67/100)

CEFRとは何ぞやという詳細が気になる方は↓をどうぞ

この基準で行くと、リーディングとリスニングは最高レベル、ライティングは上級、スピーキングは準上級らしいです。当記事のヘッダー画像もレベル分けの区分を示すものにしてあります。

正直スピーキングはA2くらいやろ(てきとう)とか思ってたので、B2になったのには驚きました。筆記もあんま自信がなかったのでC1だった時は安心しました。他については普段から読書もネットサーフィンもニュースチェックもYoutube鑑賞も全部英語やその他外国語でやっているので特に不思議はない感じです。言うて70-100点の範囲は全部C2なので、私の71とか73とかいう点数は「ククク・・・奴はC2の中でも最も格下・・・!」みたいな感じなのですが。

上級になるのに特に勉強は必要ないようです

さて、とりあえず点数がそこまで低くなくて安心したのですが、この結果から見えてくることがありました。

それは

「(少なくともEF-SET試験では)上級になるのに特に英語を勉強する必要はない」

ということです。何でかというと、私自身が10年以上英語を何も勉強しないでここまで来たからです。私は帰国子女でも留学経験者でも彼女が外国人なわけでも(というか彼女自体いません🤣)ハーフの生まれというわけでもありませんが、大学入って英検2級とったあたりから既に洋書読んだりネットの英文記事読んだり洋画を字幕なしで見たりしていました。最初のころは全然分かんないんですが、ぶっちゃけ語学は慣れです。

最近は300ページくらいの洋書なら3-7日くらいで読み終わるようになりましたが(昔は100ページ読むのに半年かけた挙句理解度20%くらいで挫折とかそんな感じでした)、日本語の本は1冊2時間くらいで読み終わることを考えるとまだ遅すぎます。内容が理解できても速度が激遅なのがC2(71点ギリギリ)の水準なのでしょう(90点とか100点とかとれるとこまで行ったらきっとネイティブに限りなく近づける…はず)。 洋画も字幕なしである程度内容を理解して楽しめるようにはなりましたが、細かいところまで理解が追い付かないこともしばしばあります。

その他にもインターネットで無数の外国人とチャットやDMのやり取りを英語でやって、特にここ2年くらいは日本語を本当に必要最低限に抑えてインターネット上の活動をほとんど全て英語や他の外国語でやっていました。Windowsの運転言語もインストール時から英語にしてあって、今回(正確には前回)noteで記事を書くために久しぶりに日本語キーボードを入れたみたいな感じです。おかげで日本語キーボードレイアウトの細かい記号配置を覚えてなくて結構苦労しております。

ググるのも英語、プログラミング学習も英語、オンラインサービスのサポートへの問い合わせも英語、分かんない単語は英英で引き、アメリカのAmazonアカウントを作ってKindle本も全部英語です。考え事をメモ紙に書き殴るのもToDoリスト作るのも全部英語でやっています。↓記事でスクリーンショットを出した自作プログラムの表示も全部英語でしたが、アレもその一環です。

物量戦の利

もちろん、私が英語を読み聞きするときに理解に漏れが生じたり、書いたり話したりするときにミスが暴発したりということは大量発生しますが、私の外国語学習の基本戦略は実践を通した物量戦です。

正直この方法に短期間で成果を求めるのにはかなり無理があります。最初の方はわけわからんことが大量に湧きます。ぶっちゃけ気が遠くなります。しかしながら、長期的にみると物凄いメリットがあります。

それは「記憶の維持に特に努力を必要としない」ことです。毎日延々と英語使って活動してるので、単語でも文法でも頻繁に使うものは勝手に覚えます。

とは言え、注意しないといけないのは「読んだり聞いたりした時に分かる=自分で話したり書いたりできる」ではないことです。漢字で言えば、「読めるけど書けない」みたいな状態になる英単語や表現は山のように出来ます。しかしそれはフツーです。専門用語では受動語彙とか言うらしいです。

さらに注意しないといけないのは「文脈の中で読んだり聞いたりした時は意味が分かる=単語を単体で見ても意味が分かる」でもないということです。文章中で出てきたら「文脈でスルスル分かって初見であることすら気づかない英検1級以上の単語」とか割とありますが、それが英検1級の最初の穴埋め問題みたいな形で単語をバラバラと見せられて「この文脈に合うのはどれか」とか聞かれても「知るか」としか思えない単語も大量に発生します。しかしこれもフツーです。
以前は時々英文ニュース記事を印刷して分かんない単語を色ペンでマークして調べたりしていたのですが、「この単語は今ここで読んでるという状況では理解できるが、この単語を単体で出されたら果たして理解できるだろうか」と思う単語があまりにも多く、これらの「理解できるけど知らない」単語を「分かんない単語」に分類するかしないかでしょっちゅう悩んで無駄が多かったので最近はもうやっていません。読解に支障をきたす時だけ英英辞書引けばええやんということで。

これらの問題を抱えつつも、基本的に英語(他の外国語でも同じです)を常用することで、大量の表現や文章構造を莫大な量の文脈や場面と結び付けて長期記憶にブチ込むことができるので、単語帳やフラッシュカードアプリなどでバラバラに覚えるより遥かに記憶が容易で長持ち、かつ特に努力する必要がなくなります。

ただし、忘れたり覚えたりしながら語彙や表現の全体量を徐々に上げていくのが基本になりますので、完璧主義は捨てる必要があります。ていうか語学を完璧主義でやるのは無理です。

試験勉強を「英検一級の単語帳で2000単語を短期間でがーっと覚える」感じとすれば、私がとっている方法は「ネイティブが知ってる3万単語くらいを何年もかけてまだらに長期記憶に刷り込んでいく」とでも言えましょうか。私の英語力は大学を出てからどんどん上がり続けているのですが、それは試験勉強をする必要がなくなったからかと思われます。試験で点を取る必要がなく、英語で何かをすることが目的になったので、それが多量の実践に繋がりました。

実践が重要なのは今回の試験結果でもはっきりしていて、毎日何時間もやっているリーディングとリスニングは最高レベルのC2、インターネット上でのメッセージのやり取りがメインのライティングはその次のC1、1年のうち数回しかやる機会がないスピーキングはB2と、実践頻度が落ちるとレベルも比例して落ちます。

そうは言っても日本語ですらボイスチャットや電話を忌避する陰キャの私が英会話の機会を毎日のように作るのは無理です。精神が崩壊してしまいます^p^ 私の場合、直接会って話すのには全然抵抗ないんですが、電話とかネットとかそういうの経由で話すのには謎の違和感というか抵抗があるのですよ。何なんですかね。

結論

英語(他の外国語も)は勉強して学ぶのではなく、使って学ぶのをお勧めします。冒頭に挙げた記事で日本人の英語力が落ちてるみたいなことが書かれていますが、多分試験勉強ばっかりして実際に使ってないからでしょう。勉強で無理矢理覚えたものというのは早いとこ実践に移して使わないと大して身につかない、というのが私が個人的に感じていることです。

私も新しい外国語をやるときは基礎教材を一冊がっつり2-3周するので別に勉強を全否定するつもりはないのですが、その基礎教材やってる間にもちょっとずつ実践をすることにしています。で、終わったらその教材と辞書を参照資料にして本格的な実践に移っていく感じです。しかし英語以外の言語は英語ほど使える場面がない上に私がめちゃくちゃ飽きっぽいせいで実践を続けるのが極めて困難で困っていますどうしましょう何故かモンゴル語をやりたい衝動に駆られているけどどこで使うのか見当もつかないので多分すぐ飽きるに違いないБаярлалаа基礎教材だけやってそのまま忘却の彼方に消えていった外国語がいくつあることやらウッ、頭が


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