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超絶苦手な交流会を心地よく過ごすために

私は「交流会」が、とても苦手です。

自分から話しかけなきゃ…いやでも、なんて話しかければいいの…とモジモジドキドキしなきゃいけない苦痛時間。
何をどこまで聞いていいものかわからず、距離感を探りながらとりあえず笑顔で喋らにゃならん疲労感。
周りが盛り上がっている中、輪に入るタイミングを逃して行き場を失った時の手持ち無沙汰感と寂しさとみじめさと…

「交流会」とか「オフ会」とかに参加するとなると、ザッとこんな感じで、行きたいけど行きたくない気持ちと戦います。

この記事では、そんな苦手意識と戦いつつも、何とか交流会を楽しむことができた私が、交流会で意識してみたことをまとめてみました。

私のように交流会と聞くだけで正直テンションが下がってしまうけれど、行ってみたい気持ちはある…!という方の何か参考になれば嬉しいです。

まずは、「行きたい」と「行きたくない」の気持ちを分解して考えてみる

「行きたい」と思うのは、そこに行けば何かしらの変化が期待できるから。
今まで出会ったことのない人と出会うことができる!という期待と、私のことも知ってもらえるチャンス!という期待。

一方、「行きたくない」と思うのは、そこに行けば自分の未熟さを突きつけられる恐れがあるから。
自ら話しかける勇気はないし、他愛もない話から話を膨らませられるトーク力もない。
盛り上がっている人たちと、そうでもない自分との対比に傷つきにいかなきゃいけないのが、これまでの経験から分かっている。

行かなければ、余計に傷つく必要は、ない。
でも、得られるものも、何もない。

かと言って、行けば、傷つくだけ、になるかもしれない。
行かなきゃよかったって、思うかもしれない。

でもそれって全部、私次第やんって思いました。

傷つくのは私で、行かなきゃよかったって思うのも私。

ならば、そうならないように回避できるのだって私だろうよ。

ってことで、先日、今度出店するマルシェの説明会兼交流会に参加してきました。

事前に、「出店者それぞれ自己紹介を行い、名刺交換など交流していただく時間を取ります」というアナウンスがあり、ドギマギ。

このマルシェに参加するのは初めてだし、説明会には参加しておきたい。
でも、交流会はなぁ…初出店かつ馴染みのない地域なので顔見知りは確実に誰もいない。

いや、待てよ。
誰も私のことを知らないって、それめっちゃ強みじゃない?!

自分で言うのも何ですが、私がやっていることは、他と被りにくいので、割と興味を引きやすい。
自己紹介だって、めっちゃ苦手だけど、そこで少しでも「あの人、気になる」と思ってもらえれば、自分から話しかけに行かねば…という苦痛時間を多少減らせるかもしれない。

そう思った私は、交流会前日、自己紹介で何を話すかシミュレーションしてみました。

何はともあれ下準備が大切

まず、自己紹介で話してくださいと指定されるであろうことは、

・名前
・屋号
・出店内容
・意気込みor出店理由

と、こんなところだろう。

私の屋号は「にてるかもしれないにがおえ屋さんpoi poi」です。

ここは、噛まずにハッキリと、そして、ひょうひょうと言おう。

「ん?似てるかもしれない?」と引っかかりを持たせて記憶してもらう作戦。

「屋号の通り、にてるかもしれないゆるい似顔絵を描きます」と付け加えれば、「え、どんな似顔絵なんだろう?」と更に興味を持ってもらえる…はずだ!

更に、似顔絵は色紙などに描くものではなく、キーホルダーとして、その場でお描きしてその場でお渡しするということも絶対に言おう。

似顔絵と聞いて、大体の人がイメージするのは、色紙やポストカードにちょっと誇張された感じに描かれた似顔絵だろう。
そんな固定概念をひっくり返そう。

あとは、今回このマルシェに参加する理由も必ず添えよう。

私は今回、いつも出店している大阪ではなく、奈良で開催されるマルシェに出店が決まりました。

恐らく、出店者は奈良県内のどこかから来ている人が多いはず。

まずは、大阪から来ていることを言えば、ちょっとは記憶に残るだろうか…。
でも、ちょっと弱い。

なぜ、私が大阪からわざわざ出店しに行くのか。

その理由は、旅する似顔絵屋さんになりたいから。
だから、今回初めて、大阪を飛び出してまずはお隣の奈良に。

その経緯と理由も言えたら、「なんか面白そうな人」と思ってもらえるかもしれない。

自己紹介で意識することはこの3点に決めました。

・屋号をハッキリ大きな声で言う
・商品説明も簡潔に、大きな声で言う
・出店理由も、堂々と大きな声で言う

小学生みたいですが、とにかく大きい声でハキハキと話す。
これも結構、意識しないと緊張しちゃってゴニョゴニョ言っちゃうんですよね。

自己紹介の時点で参加者皆さんに、とりあえず「似顔絵の人」と認識してもらえるようにすれば、後の交流会を少し楽に乗り切れるんじゃないかと考えました。

いざ、本番…!

実際に説明会が始まり、自己紹介タイムとなりました。

予想通り、こんなことを言ってくださいと言われたのは、屋号、名前、出店日、これまでのこのマルシェへの出店回数でした。

肝心の名前を言い忘れてしまったんですが、正直名前なんてどっちでもいい。

屋号と出店内容、今回初参加であることをシミュレーション通りに言うことができました。

その後、「さぁ、皆様ご自由に〜」となって、私の苦痛時間の幕開け。

とりあえず、場の様子を観察する私。

すると、「あの…どんな似顔絵を描かれるんですか?」と声をかけてもらいました…!

こうなれば何を話せばいいのか…というドキドキタイムは全カット!
サンプルも持参してはいましたが、とりあえずインスタグラムを見てもらって、話をして、その後はその方の作品のこともお聞きして…というように会話を楽しむことができました。

そして、何人かの方とお話をしてみて、みんなマルシェに出店するという共通点があるから、意外と話しやすいと感じました。
「インスタって、どう活用すればいいんだろう」とか、初参加同士なら「当日どんな雰囲気なんだろう」とか同じような悩みを持っていたり、「他のイベントではどんな風にしているか」という情報交換もできたり、話題に困るようなことは少なかったです。

交流会に参加する目的を明確にすること

終わってみて、「交流会」ってそもそもお互いの情報交換をする場なんだから、そんなに身構える必要は無かったのかもしれないと思えました。

でも、今回そう思えたのは、私は「似顔絵の人」という看板を背負って参加できたから。

「似顔絵の人」というような、人から記憶してもらえるような何かがなかった時に参加した交流会では、自分を語る材料を用意できず、自分から声をかける勇気もない私は居心地の悪さを感じていました。

何の看板もない時に、看板を掲げて話ができる人たちの集まりに行っても、共通点もなければ、私から差し出せる情報もありません。

だから、その時はそそくさと退散してしまった私だったのですが(この時は、交流以外の目的を達成できたのでよし)
これがもしも、他の参加者も私と同じように自分の看板を探しているような人たちだったら…
タラレバを言っても仕方ありませんが、少し話は違ったかもしれません。

私のように、初めての場所で、初めての人と交流することに不安を抱える方は、その場に参加する目的を明確にしておくことがとても大切だと思います。

何のために参加して、今の自分がその場でできること、やりたいことは何なのか。

「交流会」に対するハードルが少し低くなった私ではありますが、やっぱり苦手意識が消えたわけではありません。

苦手ではあるけれども、新しい情報を得たい時や、現状を変えたい時に、手っ取り早くいろんな人の話が聞ける「交流会」というのは参加したい場所でもあります。

自分自身がそこに参加する目的を明確にして、自分自身の精神的負担を軽くするには何ができるか事前準備をする。

多少の緊張もエネルギーに変えて、「交流会」を楽しめるようになりたいものです。

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