イモづる読書【その8】電子書籍(固定レイアウト型) vs 自炊PDF(OCR付) vs「公共図書館 電子図書館サービス」・・・ 読み比べ
mohamed HassanによるPixabayからの画像
「公共図書館 電子図書館サービス」は、残念ながら、お住まいの地域の公共図書館や在学中の学校の図書館に依存します。
お住まいの地域にあるか、この表を見てください。PDFです。
公共図書館 電子図書館サービス(電子書籍貸出サービス)実施図書館 (2021年4月1日現在)
地域外の方は、【ごめんなさい!】電子書籍と自炊PDFの読み比べ(見比べ)だけを参考にしてください。
After Effects 逆引きデザイン事典を比べてみます。
古い順に
【自炊PDF】
After Effects 逆引きデザイン事典 (翔泳社)
【CS3/7/6.5/6 対応】2008年5月初版第1刷発行
【電子書籍(Book live!)】
After Effects 逆引きデザイン事典(翔泳社)
【CC/CS6】2014年4月初版第1刷発行
「公共図書館 電子図書館サービス」(KinoDen)
After Effects 逆引きデザイン事典(翔泳社)
【CC/CS6】増補改訂版 2017年10月初版第1刷発行
After Effects 逆引きデザイン事典のようなソフトウェア(アプリ)取説系の本は、メジャーアップデートの時には買い換えることになります。
そのまま使用できますが、OSのアップデートで使えなくなるケースもあります。
Adobeのナジャーアップデートは、CSになり、さらにCCになっています。サブスクになってしまいました。
購入経過
2008年の逆引きデザイン事典は、CSになってインターフェイスが大幅に変更になったかなにかして【すっかり、覚えていません】購入したのでしょう。
この頃は、単行本一択です。【シランケド】
それで自炊PDFにしました。おかげで役にはたたなくなってもSDカードの片隅に残っていました。
次にCCになって、逆引きデザイン事典も買い換える時期を迎えました。
2014年(6年ぶり・・CS6の活躍の長さ)このころには、電子書籍化が進んでいました。
単行本にしょうか、電子書籍にしょうか迷ったと思います。
何故、電子書籍にしたのか?
何故、Book live! なのか?
この2点で思い当たるのは、「初めてのご利用で割引」あるいは、ポイントバックのタイミングで購入しました。【うん、ほんまやで】
電子図書館サービスは、たまたま、KinoDen(キノデン)にアクセスできる環境にありました。
KinoDen(キノデン)に、2017年版の逆引きデザイン事典があり、増補改訂版になっていました。
ということで、電子書籍(Book live!)と自炊PDF(閲覧はXodo )と「公共図書館 電子図書館サービス」(KinoDen)を読み比べ(見比べ)してみました。
電子書籍(Book live!)
固定レイアウト(フィックス)版の設定
設定はこの程度です。
横向きで見開き表示(設定で見開きONにしてある場合)
縦向きで1ページ表示
さて、文字拡大。Wクリックで画像(PDF)画像2倍に拡大、そこでWクリックで本来のサイズにもどります。
さらに拡大するには、画像拡大で対応。
Book live!では、テキスト部分の選択、コピペはできません。
コピペができないのは、固定レイアウト(フィックス)版であるからで、kindleでも同じ結果です。したがって、書籍内検索もできません。
同様のソフトウェア(アプリ)取説系でも、リフロー版では、テキスト部分のコピペができます。当然、テキストサイズの拡大・縮小もできます。(経験上、コピペが出来る量はkindleが多いと感じています)
リフロー版では、書籍内の文字検索ができます。
AfterEffectsユーザーのためのCINEMA 4D Lite入門(kindle版)
固定レイアウトかリフローかは、選べるわけではありません。
リフローの解説書は文字サイズが大きくなりますから、読み易くはなりますが、レイアウトは崩れます。
ソフトウェア(アプリ)の取説には、固定レイアウトのほうが適しています。【うん、ほんまやで】
自炊PDF (閲覧はXodo )
自炊PDFは、当然、固定レイアウトになります。
様々な設定は、閲覧用に選んだアプリによります。
以下の例は、Xodoです。書き込みもできます。
文字の拡大は画像(PDF)の拡大で対応です。
自炊PDFでスキャン時にOCRをおこなった例です。
OCRの結果
タイムラインパネルでソフトフォーカスにするレイヤーを選択し、[編集]→[複製]します⑭。そして複製 した上のレイヤーを選択し②、[工フェクト]→[ブラー&シャープ]→[ブラー(ガウス)]を適用します③・ ぼかし具合は[ブラー]の値で調整しましょう④。ここでは[20ピクセル]に設定しました⑤。
少々変ですが、これくらいならOKでしょう。【シランケド!】
OCRが仕込んでありますから、書籍内の検索ができます。【うん、ほんまやで!】
上記のOCR結果と合わせると、ピッタと正確な検索ができるわけではありません。
電子図書館サービス『KinoDen』
After Effects 逆引きデザイン事典(翔泳社)CC/CS6】増補改訂版
固定レイアウト(フィックス)版です。
ブラウザは、SafariとChromeです。
トップページで、「検索」があるので、表紙まですぐにたどり着けます。
表紙の横に「虫眼鏡」アイコンがあります。
書籍内検索を試みます・・・・・・・が!
【なんでやねん!】ありゃりゃ・・・「ブラー」でできず、「エフェクト」でも検索・・・ダメ!
固定レイアウトではダメなのか?
そういえば、kindleでもダメだったような・・・
ブラウザをChromeにしてもダメだった。
もくじをクリックしてもダメだったから、ページをめくる。【あぁ、しんど】
本文の検索も使えない!
前面表示の様子。
見開きの全面表示(タブレットは横向き)
文字サイズを大きくしょうと、2本の指で画像拡大をおこなうが、拡大しない。
テキストの選択もできない。
文字を大きくみるには、
スクリーンショットをして、その画像を拡大してみる!【メンドクサ!】
もたもたしているとタイムアウトになります。
「再開」をクリックすれば継続できます。
タイムアウトで「返却」になるので、これは「世話なし」です。
まとめ
電子書籍(固定レイアウト型) vs 自炊PDF(OCR付) vs「公共図書館 電子図書館サービス」を 読み比べてみました。
結果は、電子書籍の固定レイアウトであれば、自炊PDF(OCR付)が一番使いやすい。【うん、ほんまやで!】
しかし、OCR付となると、裁断して読み取らせた方が結果がでるが・・・
決して100%ではない!
もし、電子書籍のリフローなら、圧倒的に電子書籍がいいが・・・
レイアウトが崩れる・・・
電子図書館サービス『KinoDen』の固定レイアウトは、参照するだけ・・・
全文試し読み版だと思えば、使いでもある。
こちらも、リフロー版なら、結果はちがってきます。
固定レイアウトなら、裁断なしの部分自炊PDF(OCRなし)で十分な気がします。