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コテンと眠るための読書・・・kindleunlimitedの「罠」にハマった・・電子書籍の便利さに・・・自炊PDFをやめてkindle購入す・・・
kindleunlimitedで宮城谷昌光にハマった・・・
単行本で読んでいた『重耳』(全3巻)もkindleunlimitedになっていて再読。
その後に『孟嘗君』(全5巻)を読んでハマった。
その流れで、『劉邦』へ・・・ところが宮城谷『劉邦』は全3巻のうち(上)だけがkindleunlimitedで(中)(下)有料です。
そこで古書を自炊PDFすることにしました・・・
それがいけなかった・・・【うん、ほんまやで】
自炊PDFはコテンと眠るための読書にむかない・・・・・
せっかく自炊PDFしたので、ガマンして中と下を読了したものの後悔・・・
自炊PDFでは、ルビが小さくていちいち拡大してみることに・・・眠いのにこの作業はキビシい・・・
自炊PDFにOCRをかけましたが、ページの後半にまとまってでてくるので役たたず・・・途中からルビなしでテキトウに読む・・・
宮城谷先生の作品は「漢字」に特長があります。ルビなしでは読めない漢字が多く、読了したもの不消化。【うん、ほんまやで】
素直に【中】【下】もKindleにすればよかった・・
その前に全5巻『孟嘗君』を快適にコテンと眠るための読書ができたのに、自炊PDF+OCRにした『劉邦』【中】【下】は悲惨でした。全3巻のうち(上)だけがkindleunlimitedにして、続きを読むなら有料で・・・これってkindleunlimitedの「罠」【うん、ほんまやで】
さらにkindleunlimitedで宮城谷昌光の面白さを知って、次に読みたくなったのは、『太公望』(全3巻)です。『太公望』は全巻有料です。自炊するか・・・
ふと、思い直した・・・宮城谷『劉邦』の【中】【下】自炊PDFの読みにくさが思い出された・・・
それに、ここまで宮城谷昌光の世界に引き込んでくれたkindleunlimitedに感謝を込めて・・・
『太公望』を全巻有料購入しても、電子書籍の便利さ・・・特に「コテンと眠るための読書」に最適・・・これはもう手放せない・・・
とういうことで、『太公望』を全巻入手した。
『太公望』といえば、老人の釣り人のイメージしかなく、老人の活躍ぐらいにしか思っていなかった・・・
そんな『太公望』を読もうと思い立ったのは、『孟嘗君』を読んだからだった ・・・あれ、これもkindleunlimitedの「罠」【うん、ほんまやで】
「覆水盆に返らず」
このあまりにも有名な「慣用句」は太公望のことばとは、知りませんでした。
それも若い頃に発した言葉で、そのシチュエーションが意外でした・・・この感動を共有したいから、あえて「ネタバレ」しません。【うん、ほんまやで】
このシチュエーションはめったにおきないかもしれませんが、誰にでもおこりそうな場面です・・・・・もし、おきたらとっておきの一言です。
宮城谷『大公望』には、よく「甲骨文字」という言葉がよくでてきます。
殷(いん)と商(しょう)は同じことで、周がその国を「殷(いん)と呼んだから「殷(いん)」だそうです。
甲骨文字では「商」と呼ばれたとあります。
甲骨文字といえば、白川静先生。
部屋の片隅に「字通」が鎮座しています。
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もちろん「字通」が電子書籍になっているわけなくて、気軽に読める本ではありません。
![](https://assets.st-note.com/img/1670724581164-Ijeu9wtJCi.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1670724653904-XQhZg0S4tA.png?width=1200)
電子書籍になっている「白川静」モノはたくさんあります。
そんな中で面白い入門書は『白川静博士の漢字の世界へ』
コレはカラー版なので、タブレットのアプリで読むの適しています。
小学校時代の漢字を網羅しています。
専門書では、『漢字の体系』が電子書籍になっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1670724921585-FaozHtu1Nc.png?width=1200)
白川静博士の「天」比べです。
電子書籍になっている『漢字の体系』の特徴は、文字のグループ化にあります。
『字通』もそうですが、「一般字書といての実用性を考えて、五十音順の構成をとり・・・」辞典・・・字引としての実用性です。
『字通』の「天」は、1164ページにあります。
『漢字の体系』では、最初の文字が「天」です。6ページにあります。
続いて「空」「宇」「宙」「气」「雲」「旬」「風」・・・と「天象」というグループから始まります。
第一部では「原始時代の生活と文字の創成」について、第二部は、「同じ声符をもつ系列語を検証して声符学の確定を試みた」ということです。
最後に驚くのは、「新しい文字学の成立のために」この書をまとめられたのが、なんと「九十六歳の誕辰の日」・・・