初めてのオンラインゲーム
私は無類のゲーム好きである。
親は全くゲームをしないのに、クリスマスにファミコンを買ってくれたのがはじまり。初めてのスーパーマリオブラザーズに夢中になって遊んだ。
スーパーマリオブラザーズは凄く人気で、抱き合わせじゃないと売らないというお店の方針で、ゼビウスと抱き合わせで買うことになる。
兄弟3人であれこれ言いながら何度も何度も挑戦してクリアーした。
それからはスーパーファミコン・ディスクシステム・DS・Wii・switchと任天堂さんにはお世話になっている。
その後、プレイステーションが販売になってからは、PS4までずっと遊んでいる。バイオやメタルギア・モンスターハンターなどをよくやっている。
そして、その当時、某バンドが好きでよく聞いていた。そのメンバーの一人がハマっているゲームとして紹介されたのがMHF(モンスターハンターフロンティア)と言うオンラインゲームだった。
まだ、そこまでインターネットも普及はしてなかった頃で
オンラインゲームは初めてだったので、少し怖そうだなって印象があって
なかなかやろうとは思えなかったのだけど、そのメンバーの話を聞く限りではとても楽しそう。
そんなある日、仕事で使っているPCの周辺機器が壊れたため、買いに出かけた先で、MHFのソフトを発見してしまう。
当時、そこまでPCに詳しくなくて自分のPCで出来るのかもよくわからなく、ソフトは4,000円ぐらいだったと思う。
なので、ダメだったらダメでいいかと、そのソフトを購入してみた。
一応、起動できるギリギリのスペックだったみたいでゲームは遊べた。
遊べたのだが、初めてのモンスターハンターなので全くやり方がわからないので見様見真似で始める。
流れてくるチャットもよくわからないし、とりあえず一人でちまちまとやっていた。
最初の難関はイャンクック。
多分、最初に使った武器は太刀だったと思う。
めちゃくちゃやられた。全然倒せない。
毎日毎日、クック先生に挑む日々。
もう勝てないし辞めようかなぁなんて思いはじめていた。
そんな時、いつものようにクック先生とのクエストをしていたら
個人チャットで話しかけられるのだけどチャットのやり方がわからない。
えーと、どうしよう・・・としばし固まる。
すると、チャットで個人チャットもやり方も教えてくれて
その人と一緒にイャンクックを倒せたのである。
で、クエストが終わった後に、その人に猟団に入らないか?と誘われて
めっちゃ初心者な私が入ってもいいのだろうか?と少し悩む。
でも、全然問題ないと言ってくれて、加入することになる。
当時はネカマという言葉も知らなかったので、キャラクターの性別=現実の性別だと思っていたので、女性が多いゲームなんだと思っていた。
実際は大半が男性だったんだけども・・・w
その副団長も一人称が私だったので女性だと思っていた。
誘ってくれた、その人は猟団の団長さんで、その後数年お世話になる団。
実は副団長が何回も同じクエストに行く私を見ていて
勧誘して来いと団長に言ったらしい。
その猟団は、もともとは違うゲームで知り合った人たちで作った猟団らしく
モンハンも初期からずっとやっている人たちで
顔見知りが多く猟団最大数のメンバーが所属してて
二週間に一度ぐらいのペースで会議とかも開催される大規模な猟団だった。
加入してから副団長さんとも仲良くなって、彼に操作のことや
画面の見方だったり、モンスターの倒し方、武器の使い方などを
詳しく教わった。
コントローラーの設定も一から教えてくれて随分やりやすくなった。
それからは毎日楽しく遊んでいた。
仕事が終わってから寝るまでゲームしてた。
そんな楽しい猟団だったけれど、メンバーが多いせいなのか
トラブルが多々あった。
団長は、温和でめったに怒ったりしない物静かなタイプ
副団長は、ゲームに熱くて、面白いんだけどよくキレるタイプ
この二つの派閥に別れていってしまう。
加入してから副団長とよく遊んでいたので、どちらかと言えば
副団長派閥だった私。
ある会議の日、団長と副団長が揉めに揉めて、その日に猟団の解散が決まった。その日、団長が男性だと知る私。衝撃だった・・・。
で、副団長が新しく猟団を作るというので、その団に入ることになった。
副団長と副団長の知り合い2人と4人の団になった。
そんなある日、いつものようにクエストをしていると副団長がin
副団長と2人で遊んでいると、団員の女性がやってくる。
クエストの貼り主が私だったので彼女も入ってくるかと思って待っていると
「行っていいよ」と副団長に言われ、???と思ったが
個人チャットでやり取りしてたのかと思い副団長と2人でクエストに出発。
クエストから戻ると彼女が居なくなっていて、その後の数回クエストをした後、解散。
すると、彼女から個人チャットが入る。
「さっきのクエストは、〇〇(副団長)が行けって言ったの?」
「うん、そうだけど何かあったの?」と、彼女に聞くと
「ちょっと喧嘩しちゃって・・・まだ怒ってるってことだね」との返事。
彼女も別のゲームで副団長と知り合ったらしくて付き合いは長いようで
どうやら、彼女は副団長が好きみたい。
彼女が実際に彼と会っていたのかは知らないけれど
そんな風に発展することもあるのだなと、少し驚いた。
その後、その団は副団長と彼女の中がこじれ、収拾がつかないことになる。
もう一人の副団長と個人チャットをして過去にも似たようなことが
2人の中であって気持ちはわかるけど、彼女の方の味方でいてあげたいとのことで結局、彼女が抜けるということになり解散w
副団長が新しい団を作るというので、その団へ加入。
今度は新しい人たちと団を作るということになり
新人さんを見つけては声をかける。
5人ほど集まって、楽しくクエストをしていたんだけど
なんせ副団長が熱い。
クエストのやり方とか、武器の使い方とかを説明するんだけど
クエスト終わりに説教タイムが始まる。
あの時はあーだったとか、こうだったとか。
それで、何人か抜けるw
丁度、その頃、付き合っていた彼氏が私がモンハンしているのを
見て、やりたくなったみたいで始めることになった。
2人で遊んでいたら、彼が猟団を作りたいというので
そっちの猟団に加入することにする。
その話を副団長に話すと、しばし説教を受けるw
それでも何とか許しを得たので彼氏と団を作った。
団長がやりたいと言うので彼氏を団長に、私が副団長の団だった。
団長と2人で勧誘しに行って、加入してくれてすぐに割と大きな団になった。
その団でワイワイ楽しく遊んでいたんだけど
一番最後に始めた団長が一番下手で、よく皆にからかわれていた。
それが、彼氏のプライドが許さなかったのか、とつぜんキレだすように・・・。
皆で遊んでいたら、ある一人の団員が、私は団長の席を狙っていると言い出し、(その子は凄く上手だった)それが気に食わなかったのか
暴言を吐き捨て落ちていったw
「・・・ぇ」って、その場にいた皆して固まった。
責任感じて落ち込んでいる、その子を慰め
彼氏にラインで、何してんだよって文句を言い
それからオンでもオフでも彼が和を乱すような言葉や行動ばかりを
とるようになってくる。
正直、めんどくせなぁと思っていたけど他の団員と遊ぶのは楽しかったので続けていた。それが、また彼には気に食わないらしく・・・。
最終的に他の団員も、彼に気を遣うようになっていたので態度を改めるように注意したけどきかない。
注意したころから彼のゲームにインする時間が極端に減って、団長じゃないと参加申請できないイベントがあったりするのにインしないので、忙しいなら団長変わってくれないかと話すと最後に彼は暴言を吐いて落ちていった。。
「そうやって俺が作った団なのに俺を締めだすんだな!わかった!俺はもう辞める!お前らに辞めさせられるんだ!狭い世界で遊んでろ、オタク共が!!!」
と、暴言を吐いて彼は落ちたので、すぐに除名しといた。
それと同時に彼氏とも別れたw
私は別に団長にならなくても良かったので、団長は一か月ごとに交代しようねって、ルールにして一か月ごとに順番に団長が変わるシステムにした。
それからは平和に楽しいモンハンライフを送れるようになった。
団員が好きなように勧誘してきて、団は大所帯になっていった。
インしてクエストも行かないでずっとチャットだけしている日もあったり
とても仲の良い団だった。
初心者から、最初のシリーズから始めてる強い人まで
様々な人がいて、それぞれの楽しみ方で楽しんでいた。
チャットだけと言っても、その人それぞれの性格が出る。
言葉選びのセンスが良い人とか。
学生さんから社会人、10代から40代まで結構色んな年齢層の人がいて
全国の色んなところからオンラインゲームをしていた。
普段生活をしていたら会えないようなところに住んでいる人と話すのは
本当に楽しかった。
何度か話には出てたけど、場所がバラバラ過ぎて
オフ会を実際にやるまではならなかったけど
今でも会いたいと思う人たちだった。
長くなったので、分ける。