観察脳の鍛え方。 [ 8 ] - 着彩デッサン1
着彩デッサン - 点描表現
ここまでの知識をもとに、果物の着彩スケッチを点描で行う
目的
・今まで習ったことをフル活用して応用力を育てる
・手法を変えることで表現の仕方を学ぶ
・同じものを見ても目線や表現の仕方が違うという個性を学ぶ
VTS(対話型芸術鑑賞)と関連した内容
作業のイメージをしやすくする必要があるため、当日ではない別の日にVTSでスーラの点描で描かれた絵画を観察もすでに経験済みの生徒を対象としている。
当日ではなく別の日なのかというと、当日にやるとまるでスーラのように描けと言っているように誤解されてしまう可能性があること、そして作業している最中に「あ、これはあの時に見た絵画の手法なんだ」という気づきの体験をしてほしいからだ。
まずは下書き
下書きはあくまで形の把握のみに使用するので強く描かないことを説明する。また、鉛筆で塗ってしまうと色が載らないので陰影も塗らないように気を付ける。塗ってしまった生徒がいたら練り消しを転がしてとる。
色を塗る
「必要なもの」”水彩絵の具を薄めに溶いたもの”と書いたが、できればプリンタ用インクを使うとそのままできるので楽。
そして棒状の消しゴムを使って色をスタンプする。気をつけなければならないのは、色は必ず三原色のみを使用し混色を使用しないようにする。
最後に
並べてお互いの作品を観察する。同じものを見ても色使いが全く違い、作品に正解はなく個性を理解する。
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