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観察脳の鍛え方。 [ 1 ] - 色彩表現1

色彩表現 - ランダムな形

ランダムな線や塗りからできる形の面白さを体験する。

必要なもの
・画用紙(B4程度)
・クレヨン(オイルパステル)
・水彩絵の具(赤・青・黄・白の4色)

このnoteの趣旨や目次は[ はじめに ]をお読みください

目的

  • まずはクレヨンと水彩絵の具の素材と表現の違いを知る。クレヨンで線を描き、その後で絵の具で面を塗ることで、特性にあわせた使い方を学ぶ。

  • ランダムな図形から意味のある”かたち”を発見することで、シンプルな形の面白さを理解する。

初めて使う画材に苦戦しつつも集中して作業をするカンボジアの生徒

線を描く

まずは、クレヨンを使って線を描く。クレヨンを使用する際は何色を使用しても良いが、線ごとに色を変えること。

1. 3つの大きな円を描く。

円の大きさは自由だが、できるだけ大きく描く。紙からはみ出してしまっても良い。

2.3本の直線を引く

線は画面を分割するように必ず端から端までくっきりと、小さすぎる形ができないように引く。

3.1本の自由曲線を引く

曲線は画面に大きなエリアができないように分割するように、端から端までくっきりと。

面を色で塗る

自分で混ぜ合わせて作った色で塗り分けることで、色彩の豊かさと組み合わせの妙を体験する。
水彩絵の具は、三原色である赤・青・黄と白の4色のみを使用する。原色そのままと黒も使用禁止。

同じ色を複数回使っていいが、隣同士にならないように色を塗る。

”かたち”を「発見」する

ランダムな形から意味のある”かたち”を発見することで、想像力を刺激する。
”かたち”を発見できたら、クレヨンで描き足して明確にする。”かたち”ごとにクレヨンの色は同じにしたほうが、観察者が”かたち”を理解しやすい。

”かたち”が発見できないときは、絵を回転して違う角度からみると発見できるかも。

最後に

全ての作品を壁に絵を貼って、それぞれのランダムな絵画の面白さや発想の違いを観察し絵の個性の表現を理解する。

とはいえ初めての着彩なので終わらない生徒もそれなりにいるが良しとする


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