就活面接で他の候補者に差をつける方法
どうすれば面接で良い印象を残せるか、そして他の候補者に勝つことが出来るか、現在新卒や第二新卒で就活されている方は考えることがあると思います。
私は現在アメリカの企業で働いていますが、日本の会社も今までに電話面接、個人面接、グループ面接も経験してきました。現在進行形で日本の大手とも面接をしています。
また、知人に頼まれ今まで10人程の面接練習に対してアドバイスをしてきました。今まで50回以上就職の面接をしたことも有り、客観的にどこを改善すべきか面接の回答を聞くとわかるようになってきました。
今年の一月からAmazonに就職したY君の面接練習を助けた時の事を元に書きたいと思います。
Y君は3つ改善点がありました。
自己紹介に勢いがない
説明が分かりにくい
自己アピールが足りない
1, 自己紹介に勢いがない
Y君は自己紹介をする時に少し声が小さく、考えると「えー」と言う口癖もあり面接官(私)からするとできない人に映りました。自己紹介で詰まるという事はタブーです。
何故なら、自分のことも分からないという印象を与えてしまい、面接官からするとこの人大丈夫かな?と思います。
第一印象が9割と聞いたことがあると思います。面接という短い時間でこの9割に当たる第一印象は自己紹介です。
具体的にしたY君へのアドバイスは、普段よりも大きな声で勢いをもって話すこと、自己紹介中に一度も止まらないこと、というとてもシンプルなことでした。
2, 説明が分かりにくい
Y君の志望動機の説明は分かりにくかったです。答えの一文目から説明に入っていくので何が志望動機なのかはっきりとは分かりませんでした。
どの質問に答える場合も同じなのですが、結論を初めに一文で言ってから説明に入りましょう。
例えば、
「志望動機は2つあります。1つ目の理由はーーーーーーなことです。御社様は、、。2つ目の理由はーーーーーーです。、、、」
という風に言うことによって面接官は「この人の志望動機はーーーーとーーーーだ」と分かります。
当たり前のことを言っているようですが、出来てない人を見かけます。また、難しいことを簡単な言葉や文で伝えられることこそが知性がある人とない人の差だということも覚えておきましょう。
複雑で難しい言葉を使えば頭がよく見えて印象が良くなるということはありません。
3, 自己アピールが足りない
Y君に限らず他の人にも大いに共通することなのですが、自己アピールの説明が足りないと感じたことがあります。二つ例を挙げます。例えば、K君は学生時代にカスタマーサービスで勉強しながらパートタイムでバイトをしたとします。
彼がバイトをした会社はアロマオイルに於いて日本シェアが一位だったのです。しかしK君は会社の名前も言わずただカスタマーサービスとしてバイトしたということだけを言いました。
もったいないと思いませんか?私であれば、
「アロマオイルの販売において日本シェア1位のーーーーでカスタマーサービスとして勉強と両立しながら週に20時間以上働きました」と言います。
もう一つの例は、Y君が卒業した大学はビジネスの専攻でアメリカのランキングでトップ5に入る大学でした。しかし、大学全体のランキングだと50位にも達していません。なので、大学自体の知名度もそんなに高くないのです。
そんなことは面接官も知らない情報なので、自分から説明してすごいということをアピールしなければなりません。
つまり、面接官が知らないであろう情報でアピールできるものはひとつ残らず簡単に説明してすごいということをアピールすると聞く側の印象は大きく変わります。
勿論、噓は言いませんが事実を出来るだけ工夫して伝える、いわゆる自分の事をセールスマンとして売るのが面接の場です。
最後に
ここまでかなり細かいポイントを説明してきましたが、どれも意識すれば改善できるものです。どのような面接にも応用が利くと思うので是非参考にしてみてください。
そんな小手差きのテクニックで面接結果は変わらないと思うかもしれませんが、そんなことはありません。
自分よりも頭のいい大学に行った人がいたとしても、面接次第でいくらでも勝てます。何故なら、もう書類審査は通ってるからです。書類審査が通った時点でその仕事に対して他の候補者と同じように適格であるという会社の判断が下りたということです。
面接を自分より偏差値の高い大学に行った人よりも上手くすれば受かるのはあなたです。
他にも面接のコツを紹介している記事もあるので、読んでみてください。