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lazy_planet
悪目立ちをする必要などない。『いっすんぼうし』題字を見て感じたこと
いしいももこ 文 / あきのふく 絵
福音館書店
以前ご紹介した『うらしまたろう』と同じ人の手による絵。いっすんぼうしに白目が一切無いところが好きです(物語中では白目無しと白目有りの両パタンの一寸法師が出てきます)。
題字の特徴
文字列が少しずつ右に上がる配置。
サイズの不揃いな文字。
「い」の力強い起筆から突然力を抜くことによってできる釘頭のようなコブ。「す」についても同様。
「ん」「し」に見られる斜めから切り込むような起筆。
以上を総合すると「素朴」な印象の題字。
もしかしたら画筆で書いたのかもしれません。素朴な味わいの書風が、繊細で美しい画風を引き立てているように思いました。
主張をしないことの大切さってありますよね。
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