30年ぶりの景気後退
長男たっつーは小学3年生。次男スネ夫は小学1年生。
ホームスクールでたっつーは自分でGoogleにアクセスして、タスクを1つずつこなしていきます。
スネ夫は、いうても小学1年生。先生から、送られてきた、タスクの意味が分からなかったり、スペルがわからなかったり、と一人ではできません。
私が隣に座って説明したり、しなかったりと。
今日は、こんな勉強をしていました。
これ小学校1年生ですよ。
まず、お題(タイトル)を決めます。
次は決めたお題について、本やインタネットで調べて、書く。その他にも自分の知っていることも書き加えていく。
それを、3つのカテゴリーに分ける。
分けたカテゴリーについてもう少し詳しく書いていく。
そんな感じです。
日本語では理解しているし、どうやって書くかも説明できるけど、すべて英語なので、私は、教えられない。日本語で説明しつつ、英語ではなんて書くの?のとか英語でなんて言うの?とかスネ夫に言いながら進めています。
ごめん。母は小学1年生の勉強も教えてあげることができない。
間違いも指摘してあげられない。
文章の書き方も教えてあげられない。
間違ったまま提出して、先生に直されて、自分の中でなんとなく理解して、そうやって強くなっていってほしい。
教えるのも親切、教えないのも親切。
半沢直樹風にいうと、こんな感じだろうか。
【教えないのも】じゃなくて、私の場合、本当は【教えられない】のである。
そんな母のもとに生まれてきたんだから、強くなれ!!
これからは、生きていくじゃなくて、生き抜く。
SURVIVE
サバイブ
まさにこの言葉がぴったりの世の中だ。
生き残る。
アフターコロナの世界は、きっと私が生きてきた世界とは大きく違うだろう。
私たちが住んでいるここ、オーストラリアも30年ぶりに景気後退を迎えた。30年も景気が後退していなかったことに驚いた。
私がオーストラリアに来たのは、12年前。
その頃から、物の値段は毎年上昇。家の値段も上昇。
日本と大きく違うのは、家を借りていて、1年契約が終わって、もう一年契約更新をしようとしたら、家賃が上がる。月で$20~$40(約1800円〜3600円)。だって、引っ越ししたら、もっとお金かかるでしょ。ここにいると、引っ越し代はかからないわよ。みたいな感じ。
家賃あげないところもあるけど、毎年少しずつ上がる。大家さんよって3年ぶりにあげるところなどもある。
長く住んでいるからといって、家賃が下がることは、99%ない。
そして、電気代や水道代も少しづづ上がる。
子供たちが通っている学校の授業料も毎年あがるし、父の日や母の日のプレゼントを買うイベントがある。たっつーがプレップの時は$5を学校に持っていって買うことができた。しかし、毎年$1ずつ上がっていって、今年は$8持って行った。
デフレとインフレ
よく耳にする言葉だ。
私なりにデフレは物が安い。インフレは物が高い。
そう思っていましたが、
最近投資を勉強するようになってから、
デフレは物の値段が安い=将来の不安があるから、モノではなく、お金に価値がある。
インフレは物の値段が高い=お金の価値が低いから、モノやサービスに代えよう。
そう、理解し直しました。
これで、オーストラリアはインフレ(モノの値段が高い)だと思っていましたが、お金の価値が低いって思っている人が多いから、貯金よりもモノやサービスに代えている人が多いんだと再確認しました。
将来的にはデフレよりもインフレの方が将来性がある。
なぜなら、自分が30代に買った家、それが毎年価値があがる。そして、売る時は買った時の倍になっているからである。
しかし、日本で育った私はインフレよりもデフレの方が馴染みやすかった。なぜなら、日本では節約、貯金が善であり、浪費、無駄遣いが悪である風潮だったから。私は、デフレとインフレについて、表面しか理解していないことに気づかされた。
それを踏まえて、もう一度考えた。
オーストラリアは完全にインフレだ。
物価が毎年あがるし、将来に対して、あまり不安がない人が多いように感じられるし、お金に対してもそう。だって、給料毎年少しづつ上がるし、もし、離婚してシングルマザーになったとしても、シングルマザー手当がもらえる。お金よりも家族で過ごす時間や旅行にお金を使う。だってお金の価値が低いから。そんな場所で老後の心配??みんなピンときていない。その代わり、所得税30%~40%はある。
そんなオーストラリアが景気後退。
・資源に恵まれたオーストラリア。
しかし世界は温暖化防止のため石炭などの化石燃料から、クリーンエネルギーに移行しつつある。資源輸出国である、オーストラリアはこれから、転換期を迎えるだろう。
・移民受け入れをしてきたオーストラリア。
しかし今コロナで国境を閉鎖中。年間何万にという留学生や移民を受け入れてきたが、今はゼロ。留学生が落としていってくれる、学費、生活費、これらがすべて入ってこない。そして、今中国とも関係が悪化。ほとんどの留学生が中国からだった。オーストラリアはまた、転換期に差し掛かったのだ。
そんなオーストラリアで、サバイブしていかなければならない私の子どもたち。
さて、どうやって生き残るか?これからが、楽しみだ。
性別、年齢、国籍、すべてフラットで人間としての力、人間としての魅力がとっても必要になってくる時代だと思います。