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(53/100)文明の衝突と21世紀の日本

1年間に100冊本を読む、という計画が折り返し地点にきております。これまでは、とにかく習慣化に注力し、1ヶ月に8冊以上の本を読むことだけを目標にしていました。しかし、今、数字だけにこだわることの危うさを感じ、読書で得る知識を落とし込むという意味で、次のステップへ移行すべきだと考えています。

そこで、今回から読んだ本の感想をnoteに記していくこととします。継続力に自信がないので、規則を設けたくはないですが、「感想を書く際は自分の意見を1つは入れる」ということだけは守ろうと思います。(内容がつたなかったり、薄いときが沢山あるよ!)

本書は、文明という枠組みから世界の縮図を客観的に論じています。

この本の主張を一言でまとめるなら、『国際化とは、世界が一つになることではなく、多様な文化がぶつかり合うことである』となるでしょう。世界全体を見た際に、「国」という単位ばかりに目がいきがちだけれど、その根底には文明があり、その事実がひとつになることを阻むって感じですかね。

その中で印象的だったのは、日本という国の異質性です。
本書では、日本は中華文化から派生した固有の文化を持っていると説明しています。確かに、日本と東アジアの諸外国(例えば、中国・韓国)となんとなく文化が違うと直感的に理解できます。

また、ヨーロッパの国々がEUなどの連合体を形成している一方で、日本を中心としたアジアの国々の関係性はあまりに希薄という点でも特異的です。さらに、一番の同盟国であるアメリカとでさえ、文化面で言えば、日本は個人主義ではないし、似ているところが少ないです。

つまるところ、日本って孤独じゃね?って話なのです。これから先の未来は次のようになっていくのでしょうか?

① 日本の欧米化
自由・平等・個人主義・権威への抵抗・競争。現在の日本で声高に主張されるどれもが、これまでのアメリカで最も重要視されてきた信念であると気づかされます。つまり、日本の文化をアメリカに近づけていくことで、アメリカとの関係を、営利目的以外から強固にしていく流れとも捉えることができるのでしょうか?こじつけかあ

② 中国との関係構築
アメリカと肩を並べて超大国となった中国。アメリカが自国ファーストを掲げる今、隣国である中国と友好関係を結ぶことが、日本の持続的発展の鍵か?ただ、これまでの歴史を踏まえてあまりに両国に信頼関係がない。そうなってくると中国に迎合していかざるを得ないのか?なんか、スネ夫みたいだ。

よくわかりません。笑

以上です。

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