「鶏が先か、卵が先か」というフレーズの意味を理解したのは、そんなに昔の話ではない。リズミカルで語呂がいいので、なんとなく気になってはいたが、中学や高校生の段階で意味を理解するには、やや難しい気がする。 そしてなにより、表面的にとらえれば、正直、鶏がさきでも、卵がさきでも、どっちでもいい。 先日、知り合いと何人かで、居酒屋で飲みながら話をしていると、ある一人が、「僕は、朝5時に起きて毎日勉強することで、精神を安定させている」と言っていた。それを聞いて、瞬間的に、「そもそも精
結局、その人次第、その時次第、その場所次第だと思うと、突きつめて挑戦することへの意欲が削がれる。 もっと言えば、人生は何かを突き詰めていくものだと思いこんでいる人間を絶望させる。 人生とは、生きる意味とはなんだろう。 最後に「しかたない」で、済ませてしまえる日常に、はたしてどこまで意味があるのだろうか。 しかたないは、誰かを救うこともあるけど、絶望させることだってある。
おじさんの男旅に憧れる。全てをやり切ったもの同士が、なんとか友情を繋ぎとめた先に談笑する姿に。海岸沿いで沈みゆく夕陽を見ながら酒を飲んでいる後ろ姿からは、自信と安堵感がにじみ出ている。 集まる場所はハワイがいい。ハワイ島に行って、夕方から望遠鏡を担いで小さな丘に向かって歩く。ハワイといっても山は寒い。分厚いジャンパーと頭にはニット帽、手には厚手の手袋をしている。夕日が地平線へと隠れると、あたりは静寂の闇に包まれる。丘の上には、木でできたちょっとした展望台がある。各人が持って
ひとの別れ道は、そこまでの道のりや行き先に関係なく輝いてみえる。 会社の同期がやめることになった。入社してから、はじめの2ヶ月間の新入社員研修を除けば、ほとんど会ったことがなかった同期。頭のなかで、なんとなく顔をイメージできる程度の関係性。どうゆうわけか、会社をやめて実家に帰る前に飲み会で話すことができた。 ほかの同期から、大変な支店に異動したとは聞いていたから、人間関係か忙しすぎてやめることを決めたのだろうと勝手に思っていた。実際に会ってみると、はきはきと元気に喋るし笑
東京にきて、「保留する」というワザを覚えた。どうしようか迷ったあとで、その場では決めず結論を次回までお預けする技。 昔から服を買いに行くのが苦手だった。正確には、陳列された服を見ている時に、店員に話かけらるのが嫌いだった。「こちらの商品は秋に出た新しいモデルで...」「素材にこだわりがありまして...」。基礎知識を持ち合わせてないひとに向かって、応用パートから説明をはじめる行為は、もはや暴力の一種だと思っている。そんなこともあって服を選ぶ頻度と時間がなるべく減らしたいと思っ
自戒の念を込めて忘れないうちに書き残しておこうと思います。優しいとみせかけて残酷な世の中になってきているように思います。 まずは優しいとはなにかについて。昨今、「パワハラ」という言葉に代表されるように、厳しい指導が少なくなっていると思います。さらに言えば、個人の尊重と自由を盾にして、厳しい指導から指導すること自体が少なくなっている気がします。指導がない干渉しない世界は、一見するとただ居心地が良い世界のように思えます。また、「ワークライフバランス」という言葉が流行っているよう
久しぶりにnoteに投稿します。4月から東京に異動することになりました。およそ、3年間、山口県で働いてきましたが、それも昨日で最後でした。 山口に来て、しばらくしてからnoteを書くようになりました。 初めの頃は、とにかく田舎に住むことがいやで文句ばかりを書いていたような気がします。そんな気持ちも、日が経つにつれて薄れていき、正直に言うと、今は、あの当時の気持ちを完璧に思いだすことができません。色々な人に出会い、色々な仕事をするなかで、自分自身の価値観が少しずつ変わってき
山口県の田舎の工場で働いています。東京のタワマンに住みたいです。 今年1年で100冊本を読もうと決めてから、88冊目となりました。 再読本です。3月に一度読んでいます。最近になって、「丁寧な言葉」、「綺麗な言葉」、「古風な言い回し」をする人が素敵だと思うようになってきました。特に、昔の言葉はなぜだか、甘美な響きを感じます。本書は、筆者が定義した”大人の語彙”を集めた語句集となっています。知っている言葉と知らない言葉が6:4くらいの塩梅なので、読んでいて心地が良いです。 手
山口県の田舎で働いています。社会人3年目です。今年は本を100冊読むと決めてから、87冊目を迎えました。最近は、記憶に定着することなどを目的に、レビューをしています。 再読です。おおよそ1年ほど前に読んだと思います。基本的に新しいことが好きなので、再読はしないんですが、たまたま手元に本がない環境なかで、kindle に入っていた本書を再び読みました。 本書の作者である、出川治明さんの存在を知ったときから考え方が素敵だと思っていました。大変地位の高い人にも関わらず、偏見が少
中国地方の瀬戸内海に面した町で働いています。社会人3年目です。 最近では、その数も少なくなっていますが、これまで、日々の生活で感じたことや頑張っていることを、noteにぽつぽつとまとめてきました。しかしながら、正直なところ、今、あらゆることに対してモチベーションが下がっています。 一番の原因は、「なんのために頑張るのか?」が定まっていないことだと思っています。それは、今に始まったことではないのですが、これまでは、目の前のことであったり、なんとなく興味があることを頑張ってみ
山口県の田舎で働いています。家の目の前に海があるのに、海の町に住んでいる気が全くしていません。 1年間で100冊は本を読もうと思っています。今回で86冊目くらいです。Audibleを含めたらもう少し読んでいます。 書店でたまたま目に止まったので読んでみました。もし会社を始めるとしたら、第一歩目ってなにをしたらいいんだろう....って考えたことはありませんか?この本は、その答えを教えてはくれません。笑 本書は、一人で稼げるようになることをおすすめしています。そのための大切な
山口県の田舎で働いています、社会人3年目です。1年で本を100冊くらい読みたいと思っています。今回で、85冊目くらいです。 この本、面白いです。まず、背景から面白いです。もともと非常に仲が良かったお二人ですが、大喧嘩をして、十数年絶縁状態となりました。その後、とある会食の席に同席したことをきっかけに和解し、その直後に対談した内容を、本にしています。 この本を読んで、改めて両名が纏うエネルギーの大きさを感じました。稚拙な表現ですが、人間としての厚みが自分と違うなあ、と思いま
山口県の田舎で働いています、社会人3年目です。Noteの初投稿から2年が経とうとしています。これまでに記事を150ほど書いてきました。 なにごとも、「ちょっとやってみる」ことは、とても簡単なことだと思います。Noteを書き始めた時、1、2年というスパンぐらいは、続けることができると思っていました。Noteに限らず、仕事や自己研鑽もこの2年間くらいはある程度、モチベーションを保っていけると想像していました。 そして2年が経った今、改めて、当時の自分はここからにかけていたんだ
山口県の田舎で働いています。社会人3年目です。1年で100冊ほど本を読もうと思っています。今回は、9月の後半に読んだ本をさらっとまとめます。粗末な内容ですが、単に本を読むだけに留めるのではなく、アウトプットすることも大切だと感じています。 ・親中派の嘘どうして読もうと思った? 新型コロナ、TikTok、Huawaiなど、なにかとニュースになる中国とはどんな国なのかを知りたくなったから 新たな発見は? 一党独裁であることから政治で言えば社会主義国家であるということ 感じた
山口県の田舎で働いています。社会人3年目です。 力が出ないときには、カレーを食べるといいと思います。なのでゴミみたいな1日には、カレーを山盛り食べることをおすすめします。 明日もがんばろう!
山口県の田舎で働いている社会人3年目です。1年で100冊くらい本を読もうとおもっています。今回は、最近読んだ本をまとめて3冊紹介します。 ① 吉本興業の約束 エンタメの未来戦略どうして読もうと思った? もともと、お笑い芸人の生き様がかっこいいと思っていたところから始まり、芸人を束ねる吉本興業の経営戦略に興味を持ったから 新たな発見は? 反社会的勢力との決別のための非上場化という選択 感じたこと 昨今、お笑い芸人のyoutube進出や、ドキュメンタル等のアマゾン作品など、