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チャールズ・ブコウスキー「詩人と女たち」

次々に現れる女たち。
世界がこう在ったら楽しいだろうと多くの男が思う世界。
ただのスケベ小説ではない。
いい顔の大人を増やすための詩人からの提案。

精神的・物理的に身軽であることは楽しい人生を送るうえで大切なことだ。
ヒト・モノ・カネを持ちすぎて身動きが取れない人は多い。
古今亭志ん生の「びんぼう自慢」はモノ・カネを持たない人生の魅力を伝えるが、彼にはヒトがある。
ブコウスキーは何も持たない。
身軽になりたいとき、何も持たない自分を肯定したいとき、最適な一冊。
つならない人生を送る全ての男女が読めばよいと思う。

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