悩みの数だけ、夢がある。
小さい頃から、とても繊細で傷つきやすかった。
映画館とかテーマパークのアトラクションとかの、大きな音がする場所に行くと、耳を塞いでしまうくらい、敏感に色々なものを感じ取ってしまう。
誰も気に留めないような小さなことをいつまでもいつまでも考え込んでしまい、
自分のこのモヤモヤした気持ちを家族や友人に相談しても「気にしすぎだよ」「忘れた方が身のためだよ」と言われるだけ。
でも、気になってしまう。ずっとひとりで考えてしまう。
そんな性格だから、人の目も当然異常に気になる。
自分と話す相手の表情や仕草、その場の雰囲気を敏感に感じ取って分析する。
「あの人は、きっとこう思っているはず」
「わたしにこうしてほしいはず」
自分が勝手に思い込んでいるのかもしれないのに、
その「分析」をもとに、
人に合わせようとして、自分のしたいこととは裏腹な行動を取ってしまう。
でもそれがまた、裏目に出て、
「空気読めないよね〜ほんと面白いわあ(笑)」
友達は冗談で笑い飛ばしていても、その度に自分は傷ついていた。
家、中学高校、どこでも、自分がどこへ行っても馴染めない気がした。
そうすると、一人でしばらく考えこむ。
「わたしの何がいけなかったんだろう?」
「あの子たちは何でわたしのことを笑ったんだろう?」
「わたしは変なのかな?」
答えのない疑問がずーっと頭の中を巡る。
そんなとき、
HSP(Highly Sensitive Person)=敏感すぎる人
という性質を持つ人のことを知った。
それから、考えたことがある。
HSPって、素敵な性質の持ち主でもあるんじゃないかと。
みんなが通り過ぎて気にも留めないようなことに気づき、
ずっとそれを考えていられる。
確かに、それは時に辛いことも、傷つくことだって多い。
でも、その反面、
自分の身の回りにあるどんなに小さな幸せも逃さない。
それって、すごく素敵なことだと思った。
見方を変えると、それまで自分がいた世界は変わる。
タイトルの言葉もそう。
悩みはたくさんあっても、
それだけ、叶えたい夢があるということなんだ。