内を見るな、外を見ろ。

 森岡剛さんの「成功を引き寄せるマーケティング入門 USJを劇的に変えた、たった一つの考え方」を読んで、今の歩みを改めなければと強く思った。

 いい商品を作りたければ、まずは世の中の人たちが何を求めているかを観察・調査することから始めなければならない。そこで捉えたニーズを満たすものを、技術やアイデアを駆使して作り上げていく。このように、ニーズ先行で商品を作り上げることが大切である。

 これは商品を作るときだけではなく、私の生き様にも当てはまるものだ。4月に社会人になって、コンサルタントの基礎を固めていく中で、どうしても内向きになっていることに気が付いた。これまでは内で使うスキルや思考法ばかりを身に着けようとしていたのだ。さらに、内ではどのように評価されるか、ばかりを気にして成果物を作り上げようとしていた。

 しかし、これでは一歩でも外に出たときに一切通用しなくなってしまう。そのことに気づかされたのである。もっと世の中が求めていることを捉え、そして世の中にアウトプットしていかなければならない。気付いたときには自分の価値がゼロに等しいという事態を避けるためにも、今からでも発信していくことが大切だ。何を始めるにも、「今がもっとも最善である」という教えから、まずはブログ執筆を始めてみた。

 会社に頼るのではなく、自分の力で動けばいいのである。直接世の中を捉えた仕事をしていないことを怖がっても何も始まらない。今は身の回りにマーケティングを学べるものがたくさんあるのだから、それを活用して積極的に発信すればいい。そして、その中で世の中を捉え、そこに向けて発信していく力をつけていけばよいのである。

 

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