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主婦業って誰でもできる仕事じゃないーマックジョブからの脱出ー
今回は何の特技もない、会社の仕事もあんまり得意じゃない、自己肯定感低めの女性に向けて書いてます。
私にしかできない仕事がある、と言ったら多くの人は【そんなのウソだ】というかもしれない。
私もそう思っていた。
世の中の仕事の9割は【代わりが効く仕事】だ。マックジョブともいわれる。
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一次的に欠員が出て困っても結局補充の人材が入れば組織は回る。別にあなたでなくてはいけない理由はない。
上場企業の社長ですらそうだ。簡単に首をすげかえられてしまう。
だからこそSNSには【私】が溢れる。
私にしかできないこと。私にしかできない仕事
私にしかわからないこと、私の考え
私の個性。私、私・・・・
何故こんなにみんな【わたし】を深堀するようになってしまったのか?
自分自身を掘り下げても結局、何も出てこない。
自分とは【他人のコピーの集合体】だから。
ちなみに実際に私が専業主婦をやってみた感想とかについてはこちらで書いています↓
私にしかできない仕事は【家庭】にこそある
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結論から言えば【私にしかできない仕事】とは【家庭】にこそある。
女性でいえば主婦業がそれにあたる。
男性でいえば家庭を守るための仕事がそれにあたる
こんなことを言うと【ウソだ】というかもしれない。
でも考えてみてほしい。
毎日の食事。人の身体は【食べ物】でできている。
その大事な食事を作るだけでも実は大仕事なのだ。
そしてその仕事は【誰でもいい】という訳ではない。
食事を作るのは【信頼できる家族】だけができる大事な仕事なのだ。
そして掃除もそうだ。家族が過ごす場所をキレイにする。
風水が流行っているが結局は【部屋をキレイにして気の流れをよくする】つまり掃除を頑張ろう、という事なのだ。
こう見ると家事は大事な「任務」のはずなのにいつしか【お金を生み出さない邪魔なもの】という位置づけになってしまった。
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そしてお金を生み出さない家事を軽んじ、専業主婦は【無給で働かされる哀れな労働者】というイメージが定着してしまった。
結果的に日本の結婚率が低下しているのは当然ともいえる。
しかし家事は家族のための大事な任務であり、そして夫(もしくはパートナー)の収入を支えるための大事な生命線なのだ。
そんな大事な仕事は家族にしかできないし、まさしく自分しかできない仕事であることをあえて指摘している人は非常に少ない。
ちなみに家事の効率化についてはこちらの本を参考にしてました↓
【男女別の役割の押し付け】は妄想
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こういう事を言うと【男女別の役割分担の押し付けは差別だ!】と発狂する人もいる。
果たしてそうだろうか?
私はそういった主張こそがロマンティストな理想主義者の妄想と思う。
男女は生物学的に異なるものだし、特性も違う。
女は家にいて、男は外で働く
これは何千年も人類が守ってきた習慣だが、逆に言えば【何千年もかけて培ってきた最適な形態】ともいえる。
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自宅で自分のペースで家事ができる、これも一つの幸せ。
という私もゴリゴリの左翼ではないが男女平等化を推進する思想を持っていたし【男女別の役割分担の押し付けは人類の悪】とも本気で思っていた。
一方で社会に出てどんなに頑張っても【出来ない】自分がいることにも気づいた。
これは社会のせいではない。自分の能力の限界なのだ。
だれしも社会に出たらお金が稼げるわけではない。この資本主義社会でお金を稼げないということは金銭的な価値はゼロに等しい。
もちろん戸籍を売ったり生活保護を受給してピンハネされたりといったビジネスをするなら別ではあるが・・・
一方で女性労働者としての価値はなくても【わたし】としての居場所がある。
それが結婚であり家庭なのだ(コミュニティだ!という人もいると思うけど)。自分らしくいるために結婚するのだ。
男女平等で貧困が生まれる
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私は最近になって【男女平等化】が逆に個人を貧困に落としているのではないか?という疑念を抱いている
男女を同じようなスタートラインに立たせたら、同じように稼げるはず。
これは理想であって現実は違う。
なぜなら男女の特性は異なるからだ。
しかしこの現実を無視して産休を手厚くしたりするが、実際は同じ職場の人が仕事を負担したりして実は裏で泣いている人もいる(体験談)
私は決して女性の社会進出を否定しているわけではない。才能のある人はドンドンやったらいいと思う。
私の同級生では大学で講師になった女性もいるし、経営者として20年以上も会社を経営している女性もいる。
しかしそんな女性ばかりではない。【生まれつき労働者として適してない女性】が多くいるのも事実。
何百年にもわたり女性が家庭内での仕事(いわゆる個人事業主)を担ってきたのがその証拠だ。
現在の男女平等は【一億総低賃金労働者化】を目指しており、それが個人の貧困を加速しているとしか思えないのだ。
平等化のまやかしに踊らされて自分自身の本当の才能や幸せを失わないでほしい。
【私らしさ】は家庭の中にこそある
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こんなことを言ったら総攻撃に合いそうだけれどあえて言いたい。
女性にとって【私らしさ】は家庭の中にある。
そうじゃない、という人はそれでもいい。自分が輝ける場所を見つけてもらったらいいと思う。
別に結婚しなくてもいい、という人はもちろんそういう生き方もあると思う。
でも仕事もうまくいかない、友人もあまりできない、これといった特技もないという人は家庭に入ることを考えてみてもいいと思う。
家庭はいわば【個人事業主】に近い。
社内規則もないし出社時間もない。基本的に自由だ。
もちろん週に何度かバイトをして社会とかかわりを持ってもいいと思う。
家族のために何かをする
実はこれは【あなた】にしかできない大事な仕事なのだ。
もちろん人間関係はある。楽しいことばかりではない。
主婦業は休みがないと言われるが、しかしこれは会社で働いても同じだ
昼間働いて、夜帰ってきて自分のために食事を作る。一人暮らしをしていたら家の家事は一通りしなくてはならない。
だったら家事を一手に引き受けるという手も一つの生き方だと思う。
ちなみにもし主婦業をやろうとするなら【この人となら人生の苦労をしょってもいい】と思える人と一緒になったほうが後悔は少ない。
そういった体験談はこちらに書いてます。結婚を諦めた世代だけでなく選択肢が多く残っている若い世代の女性に参考にしてもらえると嬉しいです↓