「経験」の最低条件
行動に関わる知識の4つが、経験ということを説明するための要素。
1.自分が常にすでにできていることの知識。例、会話でボケとツッコミは当たり前。
2.何らかの違和感から、1の知識を意識的に発見した時に使った知識。例、東京に来て、ボケとツッコミのコミュニケーションがなかったことがわかり、これは関西だけだったと。
3.自分ができていないこと(問題)の発見の知識。例、会話のテンポが合わない。自分と相手の間にはボケとツッコミがないからだ。
4.それを問題解決するために使う知識。ボケとツッコミをできるようにするために、地元に帰った時のボケの言い方や、ツッコミの言い方を真似て自分で使ってみる。
4で起きる行動が毎回変化し、その度に2や3が同時に伴うことが繰り返されるようの知識の体験を、「経験」と言う。
違和感をもち、その違和感を問題としてはっきりさせ、解決していく。その繰り返しの中で、具体的な行動の変化、それに伴う新しい違和感・問題が伴うことが最低条件。
言い換えれば…
「問題解決が新たな問題を生む」ことが「経験」の最低条件
ちなみに、「問題解決が同じ問題を生む」場合は違う。