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快医学 其の弐

おはようございます。こんにちは。こんばんわ。

本日は、快医学、弐回目の振り返りについて書いていこうと思います。
前回は、操体法を一人で行うことで身体のバランスを調整する具体的な手法について学んだのですが、今回は、被検者に足して施術者が直接触れる手法について。

二人でする操体法

一人でするよりも、二人が良い。
操体法に限っては、効果が倍増するイメージ。
でも、そこで欲張ってはいけないとテキストには書かれていました。

あんまりやりすぎると、余計な負荷がかかり疼痛増悪したり、筋緊張亢進に繋がります。
重要なのは、60%の姿勢で取り組むこと。
「いい加減」な点を捨てないで、持っておく。
100%治そうとするんではなく、60%くらいでいいんだという気持ちで。

二人でやる操体法におけるポイントと考察

施術者の位置取り:
正中線の位置からの評価:動診(動いた時のスピード、円滑さ、被検者主観での違和感の有無など)が基本。
被検者に対して正中線から客観的評価を行うことで各身体部位の位置のずれを正確に把握できます。リハビリ業界において、「リハビリは評価に始まり評価に終わる」といわれている点に関しては快整体とも合致。効果検証は重要。


被検者に施術者が負荷をかける際の身体の使い方:
身体全体を適材適所で使用します。施術者が動きやすい位置取り・身体の使い方をするには、施術者を臥位で施術するとすれば正中線上をキープするのがベスト。施術者は施術者に抵抗をかけなければならないので、関節を屈曲にして支えるような介助は筋に負担をかける・バランスを崩すことがあります。そのため、抵抗を加える、支持面となる際は、関節は完全伸展しているか、体幹や前腕のような関節を有しない部位を活用するとよい。指に関しては、中指と環指で支持する。
もともと、人間の指は5本ありますが、示指と母子は繊細な動きをすることができます。中指と環指は支持する役割が大きく、小指は補助的な役割。そのため、対象物を支持するには、中指と環指+小指で十分支持することができます。把持する際には母指が欠かせません。繊細なコントロールが必要な場面では示指と母子がその役割を発揮できます。

話はそれますが、チンパンジーと人間がこの地球上でここまで進化できた理由の一つとしてあげられる点に関して、母指と示指の間の部分=指間腔と言われる部分の距離の相違があげられています。
一般的にチンパンジーの指間腔は人間のそれよりも長い。
なので、人間はチンパンジーよりも繊細で高度な物を創造することが可能となり、進化の過程に大きく影響したのではないかとされています。(アクア説)
人間の進化の過程においては、所説あるため、何が真実かはわかりませんが。

呼吸法の指示:
施術者は被検者の呼吸リズムを把握して指示出し・身体に抵抗をかける必要があります。これが少し難儀です。呼吸のリズムは人によって異なります。呼吸が浅い人、深い人など適時その人の呼吸リズムの特徴を掴み、その場で対応する必要があります。ここは、施術者側の経験と技術、寄り添いの姿勢で補う必要があります。

被検者の主観と動診による客観的な身体・精神上の変化:
操体法により、手や足、腰の位置が正常な位置に戻ることで「なんだか軽くなった、痛みがとれたなど」被検者の声をその都度聞くことは大事です。
被検者の声と施術者の客観的評価を合わせて、効果検証を行います。その人の身体の動きの癖、筋緊張の程度は触診して行うとよいでしょう。可動域を厳密に図ることまではしないでよいな気がします。西洋医学では、エビデンスが重要ですが、快医学では当の本人が心地よく快の感情を抱けば、それが答えなのかもしれない。(憶測です)
ですので、各身体部位に施術を行うたびに、被検者の身体に起こる変化を聞くことが重要だと思います。被検者は聞かれたことに答えることで、自己の動きを言語化し、脳とそれに対する身体運動の連動が認知・行動と結びつくことになります。さらに、それが快の感情を伴っているならば、それは精神面の安定にもつながるの可能性は高いです。「なんだか体が軽くなった、気分までよくなった、ハッピーイエーイ。」という感じです。すなわち、操体法は認知行動療法の要素も含んでるのではないかという私の個人的な考察です。


快医学テキストから


快医学に基本的な考え方に生活は≪息・食・動・想・環≫の5つがあります。
この5つの各カテゴリーのバランスを保つことで、快な生活は送れるとのこと。

操体法は動の部分。人間の身体機能に直接作用するものですので、比較的即時効果が得られやすいです。

残りの、息は呼吸法について。これはすぐにでも実践できそう。
食、環に関しては、食物と環境=外界にまつわる視点。
食に関しては、少し知識が必要です。食品に関しては食品の市場に影響が大きく私たちに影響しており、私達もそれに慣れてしまっている側面があります。食品だけではなく生活用品やそれを梱包する素材もプラスチック製のものがほとんど。化学製品や合成洗剤などが身体に与える影響は即時性はないものの、長い年月をかけて遺伝子レベルに影響をもたしているのかもしれません。特に、洗剤に関しては、石鹸と合成洗剤しか存在しないようです。CMやコマーシャルでは、漂白や除菌を推奨するメッセージが多いですが、合成洗剤自体は人間にとっては毒なのだそうです。皮膚から入った毒物は抜けるのに時間がかかるため、なるべく体内には入れない方が良い。

発達障害のリハビリで実習を受けていた時、その筋ではレジェンド級の先生がおっしゃっていたこと。を思い出します。
「発達障害児の増加はここ数十年(10~20年)の間で急増している。食品添加物、農薬、合成洗剤の類、スマホの普及による電磁波の影響が相互に作用して、遺伝子レベル(DNA)に影響を与えているかもね。」
知っている人は知っているっていうやつです。

かく言う私も、添加物入りにアイスクリームや農薬まみれの野菜、スマホを日常的に使用していますので、子を授かるとそのようなリスクは十分にあると思います。一つずつ自身の生活を見直していければと思う次第でございます。

世知辛い世の中ですけど、肩ひじ張らず、快活に生きることもできるのではないかと思うわけです。
快医学は、これまで自分が考えてきたことや感じてきたことに対して、ある種の提案をしてくれているような感じです。

その提案がすべて自分とフィットするとは思わないですが、良い要素を生活に取り入れ、快活に生きる。

食、身体、環境、思考、、、生活を構成する一つ一つを見直してみようかと思う今日この頃です。

快活に生きる。

これは、2021年を生きる自分にとって、とても大事で重要なテーマかもしれません。


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