【実験】高校化学「溶解度積」導入実験の紹介
2週間ほど前の実施例です。
高校化学の理論化学内容、最後の単元に「溶解度積」というものがあります。とても小さい量(10^マイナス10乗~30乗オーダー)で、かつ、まだ扱っていない「沈殿」に関する話なので、これまた生徒にとってイメージしづらい単元です。
これまで通り、少しでもここの内容に興味を持ってくれたらいいな、ということで、他の先生の事例を探して導入実験をしてから内容説明に入ろうと考えました。
そこで行った実験は「共通イオン効果」というものの紹介実験。
飽和食塩水(NaCl⇄Na++Cl-)に塩酸(Cl-)を加えると、ルシャトリエの原理により、平衡が左に移動してNaClの結晶が析出するというもの。
これまた、知ってはいたものの実際にやったことはなかったので、「じゃ、やってみよう!」の精神でやってみました。詳細はこちら ↓
参考にさせていただいた実践事例をもとに、盛り上がる仕掛けをいれたところ、生徒たちは導入実験を楽しみながら行ってくれました。そして「共通イオン効果」の変化を目の当たりにして、現象にも納得してくれたようです。
今年度は、とにかくこれまでしていなかったこと、主に”ミニ実験(導入実験”に多く取り組もうと思っています。
一部のクラスでは無機化学に入りました。
また実践事例を、noteに多く上げていきたいと思います。