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#告白
【恋愛私小説】恋する青の鎖鋸1章⑥「誰かを好きになることって凄く尊いこと」
前回↓
はじめから↓
十二月。乾いた冬の冷気が肌に刺さる。
十一月では毎週のように会っていたコノミとも、サークルがテスト期間の日は活動を行っていなかったため、しばらく顔を合わせていなかった。
それがよくなかった。
「恋愛結構苦手かも」という彼女の言葉を何度も反芻しては不安に駆られ、彼女の笑顔を思い出しては「好きだ」とひとりごつ日々。どうにもならない葛藤を吸い込んでは吐き出す。
前回↓
はじめから↓
十二月。乾いた冬の冷気が肌に刺さる。
十一月では毎週のように会っていたコノミとも、サークルがテスト期間の日は活動を行っていなかったため、しばらく顔を合わせていなかった。
それがよくなかった。
「恋愛結構苦手かも」という彼女の言葉を何度も反芻しては不安に駆られ、彼女の笑顔を思い出しては「好きだ」とひとりごつ日々。どうにもならない葛藤を吸い込んでは吐き出す。