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映画「忘れない、パレスチナの子どもたちを」(2022年)
時間が経ちすぎて申し訳なさすぎるのですが、10月初旬、アップリンク京都で開催された応援試写会で、ドキュメンタリー映画「忘れない、パレスチナの子どもたちを」を鑑賞してきました。
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「応援試写会」というのは、その翌日から劇場公開されるこの作品のチラシ50枚を配布することで、作品を直前に無料鑑賞できるというものです。
アップリンク京都は、いつも関心を持てる作品を上映している映画館で、会員にもなっています。
パレスチナの情勢には心痛めているので飛びつきました。
劇場内待合ロビーには、パレスチナコーナーも。
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すべての上映が終わってからの大変遅い時間からの開始。普段そんな時間に映画を観ることがないので、ちょっと特別な感覚。
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この作品は、2021年5月の11日間に、イスラエル軍の空爆により亡くなったガザの子どもたちを追悼するために撮られたものです。
どんな子だったのか、遺族や友人に語ってもらい、その子が大事にしていたものや洋服などを並べて映像に残していきます。
子どもも犠牲になっている、と報道で見聞きしても、生の人間としてはなかなか認識できません。
一人一人、愛情をかけられて大事に育てられてきた子どもたちが、突然殺されてしまう理不尽さと深い悲しみをじっくりと伝えてくれます。
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製作意図や個々の内容は尊いのですが、難を言えば、同じ構成でメリハリなく延々と紹介されていくので、それによってかえってリアルさが薄れていくようにも思いました。
インターネット上でアーカイブとして見られる形にしたら、これからも多くの人に観てもらえるのではないかなと思います。
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いただいたチラシ50枚は、試写会後、すぐさま授業に持っていって前方に置いておいたところ、あっというまになくなってしまいました。
若者がガザ侵攻に関心をもっているのは前々からわかっていましたが、予想以上のなくなりようでした。
余っていればもっとください、と言えば良かったかも。
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そんなわけで、ブログでの記事化は2カ月以上経ってしまいました。
さすがにもう上映してないかな…と思ったら、アップリンクさんはじめ、まだ上映している劇場が何軒かあるようです。
未見の方、まだチャンスがあります!