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鶏の生姜焼き。カレーバター添え。
普段コースではお出ししない、賄い料理をご紹介。
その前に、料理人としてまだまだ駆け出しだった頃、とある日の賄い。
カレーと生姜焼き。衝撃的な出会い。
香り同士が手を繋ぎ、幸せそうにそっと寄り添っていた。
私はいつも食べる時に次のことを特に心がけている。
・香りを嗅ぐ。
・口に入れたときのファーストインパクト。
・噛む度に変化する味。
・他の食材との組み合わせ。
・飲み込んだ後の鼻から抜ける香り。
これらを常に意識しながら食べる。
正直、面倒くさいと言われるかもしれない…が、めちゃくちゃ食べるのが楽しくなるので是非やってみてください。
そんな事から、豚よりジューシーに焼いた鶏モモ肉の生姜焼きの方がさらに美味しいかも…。もっと仲良くなってもらう為には、バターだな。となり、出来た賄い。
それでは、普段コースではお出ししない…
レシピをどうぞ。
鶏の生姜焼き、カレーバター添え。
<材料>2人前
・鶏もも肉 1枚
・塩 白胡椒 適量
Aたれ (全てを一緒に沸かす)
・生姜すりおろし 40g
・しょう油 30g
・みりん 30g
・日本酒 30g
※普段食べなれてる生姜焼きレシピで大丈夫です。それがその人にとって一番好きな味だと思います。
Bカレーバター(混ぜる)
・無塩バター 20g
・カレー粉 5g
※今回は、こちらをお教えしたい。
<作り方>
1.常温でポマード状のバターにカレー粉を混ぜる。
2.フライパンで塩、胡椒をふった鶏を焼く。
※弱火で皮面を下にし皮面だけで7割ほど火を入れるイメージ
3.鶏をひっくり返し、Aタレを入れ絡める。肉を皿に盛り、ソースを煮詰める。
※皮面はパリパリなので、身の面をタレで煮るイメージ。
4.ソースをかけて、カレーバターをのせる。
※別添えでもOK。
タレは各家庭によって自由でいいかと。あくまでもレシピは参考までに。
甘めが好きだったら、砂糖を入れて下さい。
どうか少しでも多くの皆さんに可愛がって頂き、そしてレシピがさらに成長していくことを願います!