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料理人の発酵食品生活

身体のケアに意識を向けて生活を続けたおかげで、食生活も見直すきっかけになれた。

食べるタイミングや量も気にせずに、好きなものをひたすら食べていた生活から、どの食材をどんなタイミングで摂取して、身体にどんな影響が現れるのか?ということに、今は興味・関心が少しずつ強くなってきている。

仕事として料理を作る際は、自分の料理のスタイルとして、食材の季節や土地柄、そして現代フランス料理ならではの食材の組み合わせなどから生み出す、エンターテイメント性の料理を重視しているので、私生活で意識している食に関する興味・関心事と、仕事としての料理は現時点では切り離している。

ただ、今は長期休暇で身体ケアに時間を費やすことができている期間と言うこともあり、今まで触れる機会の少なかった健康食品と言われる食材に敏感にもなっている。

僕は長い間、身体の不調・好調問わず、自分の内側から出ている身体の反応に意識も関心をあまり向けることができていなかった。

以前から妻と食事している際は、

「タンパク質は取らないとだめだよー」

「野菜も一緒に食べなぁ」

「最近魚が足りうていないから、この料理に入れておいたよー」

「鉄分ほしいよね」

などと、アドバイスとまでではないが、そんな会話は頻繁にしてくれていた。

現在命に関わるほど、食生活を見直さなくてはいけない状態ではないが、これからも以前と同じような食生活では、間違いなく身体に悪影響を及ぼすし、好きなお酒も好きな時に飲めなくなってしまうことは確実だと悟った。

それが前回の記事でも書いた、毎朝のプロテイン摂取、断酒、食事量のコントロールにつながってくる。

これで1日に僕が必要なとするタンパク質量の3分の1を摂取することができる。

時々思うことがあるのだが、僕は妻と結婚生活をおくっていなかったら、今頃健康面で不安を抱えている状況だった可能性は非常に高かったと思う。

いや、むしろ想像したくはないが、本当に良くない健康状態に陥っていたと思う。

「もっと早く取り組んでいれば!!」なんて思うことなど色々あるが、健康に不安を抱える前に気づいて取り組み始めただけ幸運だと思う。

さて、他にも実は積極的に取り入れている食材がある。

それは発酵食品だ。

なぜならこれも妻の受け売りなのだが、

「腸内環境を整えるために発酵食品は、いろんなものを少しずつ食べるといいんだって!。だからヨーグルトも同じ種類のものじゃなくて違うメーカーのものを色々試そう」

ということで、現在すぐに影響を受けやすい状態になっている僕は、フランスでも手軽に購入しやすく食べやすいヨーグルトや発酵牛乳などのたぐいを毎日食べている。

発酵牛乳のレ・リボ。
酸味の強いジョアといったところ。

それともう一つ。

これはまだ完成はしていないが、今日の午後、赤キャベツを妻に買ってきてもらい発酵キャベツを作り始めた。

1玉、2.5キロの赤キャベツ。これで1.3ユーロ。

出来上がるまで数週間かかるが、できたら毎日少しずつ食べみて、身体の変化やメンタル的な身体の内側の様子などに目を向けてみたい。

発酵キャベツは切って、塩と混ぜるだけで簡単にできるし、以前にも何度か作ったことがあるので色々安心。

キャベツの総量に対して2%のフルール・ド・セルを加えてよく揉み込んだ状態。

またこのキャベツは以前の記事でも書いた、近所のスーパーのアンターマルシェで購入し、購入金額の10%が会員カードにキャシュバックされる週末に購入できたキャベツ。

お財布にもお腹にも優しい発酵キャベツができることを願い、明日以降も健康ケアを意識した食生活を続けていきたい。

Chef Ichi




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chef ichi
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