わたしがzoomでオンラインフィットネスが開催できるようになるまでの話〜動機編〜
たまには仕事の話を。
わたし4月から完全フリーランスのフィットネスインストラクターをしております。
なぜ「完全」とつけるかと言うと、業界の性質なのでしょうか、ジムのスタッフ→スタッフしながらだんだんレッスンを待つようになる→スタッフしながら他のスポーツクラブでもレッスンを待つようになる、みたいな流れで半分スタッフ、半分フリー、のような働き方をされる方も少なくなく、わたしも3月まではそうでした。
これは去年の11月には決めていたことなのですが、よりによってこの4月からフリーランスになってしまったのです。
もちろんそのタイミングで、コロナのおかげで所属しているスポーツクラブは軒並み休館。
このままでは運動を継続したいというお客様の行き場がなくなってしまう。そして切実に、収入がなるなるという問題も。
でも、みんなと運動したい!
とは言え、カラダを動かし汗を流すことが元々好きなわたしにとって、それがなくなってしまうのはご飯を食べないのと一緒。
筋力、心肺機能の低下は避けたいし体型も維持したいと考えたわたしは、友人がFacebookで発信していたzoomでみんなで一緒にハンドクラップダンスをして休校中に10キロ痩せよう!という活動に入れてもらうことにした。
今思えば、わたしは筋力や心肺機能の低下防止という目的なのに、しかもフィットネスインストラクターなのに、その仲間に入れてくれた心優しい友人に、感謝しかない。
なぜフィットネスをやりたいのか
その活動はもはや部活動と化していった。
発起人の友人はみんなから「部長」と呼ばれ、部長はみんなを「部員」とした。
わたしは毎日時間になるとPC画面を開き、みんなが一生懸命に、または気持ちよく踊っている姿を見て、「あぁ、しあわせだ」と自然に感じている自分に気づいた。
そう、元々みんなが運動(特にダンスなどの有酸素運動プログラム)している姿を見るのが大好きだったのだ。
それぞれの目的に向かって純粋に頑張る姿からはポジティブなオーラしか感じとれない!
そんなみんなに心を打たれ、半分は自己満、半分は少しでも皆さまのお役に立てれば、という気持ちで、家事をしながらトレーニングをするコツや、地元のご当地ソングに合わせたエアロ的なダンス、そしてZUMBAなどの動画をSNSにあげまくった。
zoomが生活の一部に
その部活動は、夜のzoom飲み会も一度か二度開催された。
他のコミュニティでも、zoom飲み会やってみよう!みたいなイベントがいくつかあり、それらはほとんど参加した。
なぜだか孤独を強く感じ、他者と絡みたい欲が高まっていたから。
zoomは、LINEのビデオ通話のように自分のタイミングで呼び鈴を鳴らして相手と顔を合わせるのではなく、決められた時間と場所(zoomではそれを「ミーティング」という)に集合することができる。
つまり、約束ができ、予定が埋まる。
この時、予定が埋まる事に安心感をおぼえたわたしは、zoomの予定をどんどん入れた。
動き出しだした同業者たち
その頃わたしの周りのフィットネスインストラクターは、やはり同じように自分のSNSのアカウントでフィットネス系動画をあげたりしていた。
プッシュアップバトンも、一人2回以上回ってきているインストラクターも多かったのでは。
わたしは星野源のうちで踊ろうに振付をしたり、嵐のWash your handsのコピーダンスをしたり、自由に動画を上げることもしていたが、そうすると必然的にバトンもまわされやすくなり、沢山のバトンをいただいた。
中でもわたしが一番苦労したのはラテンバトンだった。
このチャレンジは「ラテンのリズムが苦手」という苦手意識を克服するのに絶好のチャンスとなった。
そんな風に遊んでいるうちに、ZUMBAインストラクター仲間の数名が無料でオンラインレッスンを開催し始めていた。
彼女らはSNSに開催報告をあげていて、その中でもよく出てきたキーワード「音ズレ」「音(または動画)が途切れるトラブル」「ネット環境」「有線LAN」、、、当時のわたしには遠い話と思っていたが、一応そんな事があるんだな、と記憶に留めておいた。
この頃から「オンラインレッスン」という方法もなんとなく頭の片隅に置き、先にチャレンジしている同業者たちの動向には注目していた。
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