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哲学を召喚し、ダイレクトアタック!!!
哲学を語る奴ってえのは、そろいもそろって理屈っぽい。聞いてもないのにダメ出し→一般化→偉人引用自分語りのコンボをキメてくる。しかも妨害に失敗したらそのままこっちのデッキ(体力)が尽きるまでループしてLO即死コンボだ。完全に対話拒否ソリティアデッキである。もうこうなったらコンボ初動で持ち物検査だけしてさっさとサレンダーだ。人間関係チェインを逆順処理だ。つまるところがショップ出禁である。
このように、哲学デッキは嫌われる。Tier3ぐらいの地雷デッキなのに嫌われている。上記のような哲学コンボしかデュエル(対人関係)の勝ち筋がないカードゲーマーはDCG(本格スマホe-sports)で登校時間遅延ワンキルをしてニチャるぐらいしか楽しみを見いだせなくなるであろう。
こんな書き出しだとカードゲームを知らない人たちが帰ってしまう。だが、これは書きたいことを書いていただけで別に今回の主張とは特に関係がない。ただただカードゲーマーを貶めただけである。ごめんね。
今回の本当の趣旨は、哲学はいろんな楽しみ方があるデッキだということだ。だが、ただでさえ難解なイメージのある哲学である。頭の中にテツガクという単語が鳴り響いただけで五感のインプットが止まるといわれている哲学である。嫌われるのも納得の仕上がり。そんなものがたくさんあるだなんて聞くだけでGが増殖するような拒否反応を覚えるのもしょうがない。
だが、その哲学。実はとても便利なのだ。出張パーツを刺しておくだけで対戦相手の勝ち筋(マウント)を潰してしまえる効果がある。それに種類もたくさんある。実に有史以来5000年の歴史を持つ世界最古のデッキテーマでもあるのだ。ソクラテスビートダウンからニーチェカウンター、さらにはブッダアグロまで、古今東西のありとあらゆるパワーカードがそろっている。君にぴったりのテーマ(思想)が見つかることうけあいだ。
それに哲学はいろんなギミックが使えるので、相手のミスリードを誘いやすいのだ。しかもじゃんけんみたいに相性がある。レヴィ=ストロース・コントロールのような近代哲学によるガチガチ理論デッキを使うのも楽しいし、アリスタルコス速攻のように古代のファンカードがいきなり環境レベルになることだってある。
夢とロマンが詰まった哲学、みんなもやろうぜ!