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新・3歳児神話。
3歳までの子育てがだいじって聞いたことありますか?
えーーーっと。調べてみると・・・
三歳児神話とは、子供が3歳になるまでは母親が子育てに専念すべきであり、そうしないと成長に悪影響を及ぼすという考え方。
結構ヘビーですねえ。
「3歳になるまでは母親が子育てに専念すべき」
この文言が!この文言が!
現代では取りざたされてしまうんでしょうね。
何かと言うと。アロマテラピーを深く知るということは人間のからだを深く学ぶということで、アロマの基礎の時点で嗅覚から脳に伝わる仕組みを学びます。そんな中でも最近は認知症予防や介護予防のアロマを伝える機会が増え「海馬」や「扁桃体」について思うことしばしば。
そんなときに子どものことをふと。
海馬とは、言わずとしれた脳の器官で「記憶」をつかさどる部分。
扁桃体とは、海馬のお隣にある器官で「情動」をつかさどる部分。
この二つは互いに影響しあっていると言われており、すごく感情が動いた出来事はいつまでも覚えているのはそのためだとか。
認知症やうつ病を引き起こす場所でもあります。
認知症の方は出来事は忘れても、感情の記憶は残っています。
ひどいことを言われた内容は忘れても、悲しい気持ちは残る。家族で食事をしたことは忘れても、幸せな気持ちは残る。
海馬は萎縮しても、扁桃体の機能は保持されているから。
そして扁桃体は「今」か「過去」かの判断はできない。随分前の出来事で感じたことなのに、まるで今起こっているかのように感じてしまう。フラッシュバックやトラウマがそうですよね。
生まれたばかりの子どもは逆です。先に扁桃体が発達し、遅れて海馬が発達する。
なので3歳以前の記憶がある人ってほとんどいない。でも「なんとなく落ち着く」とか「なぜかはわからないけど怖い」という感情があったりする。それって3歳以前の出来事にまつわる何かなことがあるんだろうなと。
子どもにとっての「母」のイメージ。
子どもにとっての「父」のイメージ。
なぜだかわからないけど、感覚的なもの。
どんなにけんかしても、どんなに嫌いになっても、やっぱり安心する。
やっぱり求めてしまう。最愛の人。
に、なれるかどうかは、この人間の発達から見て、3歳まで(というか扁桃体と海馬の発達具合に応じた期間)の接し方がだいじなんだろうなとわかります。
これが本当の3歳児神話なんじゃない?と思い。
子育てに専念してるしてない、関係ないわ。笑
うちの子はどうかなー。
わたしのこと、どんな母だと将来語るんでしょうか。
海馬と扁桃体は五感の中で唯一嗅覚だけがダイレクトに影響を及ぼす、大脳辺縁系の中にある器官。
私自身、母のかおり、覚えています。そしてなぜだかわからないけど、落ち着くんです。もう実際かげないけれど、思い出すだけでも。
きっとたくさん、抱っこしてもらったんだろうな。
うれしいうれしい感情の記憶です。
ポジティブアロマ・チアーズ!
松本真規子