中学受験しない子の家庭学習の進め方
中学受験対策をしないなら、お子様が使える時間や学ぶ内容の自由度は飛躍的に増します。
この自由を有効活用するために、中学受験をしないお子様の家庭学習の進め方について、ポイントを7つお伝えします。
1年間の準備では高校・大学入試はムリ!
小学生のときは思い切り遊んで、まったく勉強しなかった…!
そんな思い出をもつ保護者の方々も多いはず。
少し前までは「ペーパーテスト至上主義」だったので、高校・大学受験前に半年から1年ほど勉強すれば、入試を突破できました。
しかし、今の入試では、それが通用しづらくなっています。
小学生のうちから基礎学力をしっかり身につけておくには、どうすれば良いでしょうか?
学習習慣を身につけよう!
まずは、学習習慣を身につけましょう。
例えば、宿題が出るなら宿題をする、宿題がないならドリルを1枚やるといったことです。
勉強したがらないなら……
大人が見守りながら、一緒に学習する
正解できる問題を解かせて「成功体験」を作る
「帰宅したら宿題を最初にやる」などのルールを作る
無理に難しい問題を解かせたり、長時間勉強させる必要はありません。
大切なのは、「毎日学習することが当たり前」にすることです!
基礎固めをしよう!
学習習慣が身についたら、とりこぼしがないか確認していきましょう。1学年ごとの内容がまとまっているドリルは、苦手な単元の洗い出しに便利です。
理解が足りない単元があった場合は、思い切って下の学年までさかのぼるのも良いでしょう。
スラスラと解ける問題から始めると、お子様は「面倒だな」と感じつつも、「また100点とっちゃった!」とも思うでしょう。お子様には自信がつき、保護者はどこにつまずいたのかがよく分かります。
中学受験のために焦って勉強をしなくても良いからこそ、取り組める方法です。
興味関心を伸ばそう!
中学受験をしないメリットの一つは、出題範囲にとらわれない学習ができることです。お子様の興味や関心が高い教科や分野があれば、どんどん伸ばしていきましょう。
学校で習っていない範囲を勉強しても良いですし、本を読んだり、体験をしたりすることもおすすめです。
特に興味があることがない場合は、いろいろなことを試すのも良いでしょう。
博物館や図書館に行ったり、キャンプに行ったり、虫取りをしたり。1日で楽しめるイベントやワークショップも、手軽にさまざまな体験ができて面白いですよ。
発展した内容を学ぼう!
得意分野がある!
もっと難しいことがしたい!
そんなチャレンジ精神旺盛なお子様は、より発展した内容に挑戦しましょう。
参考書や個別指導塾、家庭教師などを活用して、先取り学習をするのも良いですし、教科にしばられずに自由な学びをするのもおすすめです。
中学生~大人向けの書籍ですが
『岩波ジュニアスタートブックス』
『岩波ジュニア新書』
『ちくまプリマー新書』
といったレーベルには、さまざまな学問分野の良書があります。大きな書店や図書館で探してみてください。
検定を受けてみよう!
将来の受験に役立つ勉強をしてほしい!
試験に慣れてほしい!
大人顔負けの知識があることを証明したい!
そんなときは、検定を受けてみませんか?
漢検や英検といった、受験に使える定番のものから、世界遺産検定といった難しいもの、お好み焼き検定といった面白いものまで、さまざまな種類の検定があります。
お子様の興味に合うものを探してみましょう。
初めての検定に何が良いか迷うなら、漢字検定はいかがでしょうか。
級は学年ごとになっているので、あえて下の学年を受けて、合格という「体験」をつくるのも良いと思います。
勉強を好きになろう!
小学生のときに一番大事にしたいのは、勉強を好きになること!
まずは、1日5分でもいいので学習習慣をつけましょう。わかる問題から少しずつで良いので、始めることが大切です。
勉強することが当たり前になれば、勉強に対するハードルが下がり、好きなことも増えていきます。
正解したら思い切り褒め、間違ったら取り組んだ努力を褒めて、一緒に見直しをしましょう。
人生100年、リスキリング、リカレント教育といった言葉に代表されるように、勉強は生涯必要です。
お子様の「学ぶ力」を育てていきましょう。
毎日の習慣づくりに、アプリを使ってみませんか?
完全無料・広告なしで、子どもの習慣化を応援するアプリ「チアミー(Cheermee)」なら、
がんばることを決める
お子様が、がんばったことをスタンプで報告
保護者がスタンプでほめる
この簡単3ステップで、お子様の習慣化を応援します。